先週、都倉先生に指摘された卒論の書き直しをしました。資料集めのために1980年から2010年の就活に関する新聞や雑誌の記事を読み直したのですが、過去の就活と比較して理解できた点が5点あります。
@1980年代の学生が就職したい人気企業と2020年の人気企業はほとんど変わっていない。いつの時代でも学生は大企業志向である。
A大企業の採用数は一定なので、リクルート企業は大企業の入社できなかった学生にキャッチコピー(マッチング、起業しよう!)を使って、様々なアプローチを試みる。それで国の事業に関わり大きくなったのがリクルートという会社。
B就職活動は、不況になった数年後の学生が影響を受ける。リーマンショックなど不況になった年の採用状況はほとんど前年と変わっていませんが、採用抑制などの数字は数年後に表面化します。
C不況になる年にイノベーションの変革が起こる。過去には大店法の規制緩和、IT、PCの普及、今回はデジタル、リモート化(オンライン就活)です。
D現在の学生はスマホから受動的に情報取得をする「パッシブ就活」を行っている。意外とこれは有利に働きません。それよりも体育会に入っていた方が就活には有利。
以上が、不況時の就活の特徴です。リクルートキャリアの分析のようですね。このような分析をしながら、卒論を加筆しています。
写真:https://interview-maker.jp/magazine/interview/161/