9月11日(月)からアヴィニョン大学に付属しているSDLの授業が始まりました。クラス分けで振り分けられたクラスはA2、初中級クラスです。
このクラスの学生数は9人。東欧、中国、韓国、台湾からの留学生で、日本人は私以外にいません。
普通はフランスに留学する場合、語学学校に通って勉強をしてから留学するのですが、私の場合、慶應大学の週2回フランス語の授業と独学でアヴィニョンに来ました。
無謀と言えば無謀。 最初の1週間はフランス語の聞き取りや書類提出で予想以上に疲れ、毎日くたくたになりました。
労力がかかっている割には日常会話さえ心もとない。今は相手との会話の内容がちぐはぐです。
それでも会話をしているのだから恐ろしい。いろいろと落ち込む事が多いのですが、ホームステイ先のアタールさんが勇気を与えてくれます。
私にとってアタールさんはフランスのおばあちゃん。
ちなみに私はお喋りなので数カ月もすればスムーズな会話ができるようになるだろうと楽観しています。
それにしても、フランスの大学は書類の手続きがややこしい。
大学の事務局でいろいろな手続きをやらされるのですが、急に準備をしていない書類の提出を求められるので困っています。
前もって教えてくれれば準備するのに全く事前情報もなく、急に用意してと言われる。それでいまだに日本の留学センターと連絡を取って、書類の用意してもらっています。
こうなることは、ピーター・メイルの「プロヴァンスの12か月」を読んで予想してたつもりですが、まさかここまで酷いとは……。
こちらにいるとあらためて日本社会の几帳面さ、良さが実感できます。
パリやアヴィニョンでは先週、大きなマニフェスト(デモ)をやっていたし、変なところで異文化を体験をしています。
愚痴を言っても仕方ないので「郷に入らずんば郷に従え」。 皮肉ですが、フランスにいると、忍耐強い人間になれそうです(笑)。