大学生活 2016年10月

入ゼミ説明会
[2016/10/30]

10月24日に、担当教員による年間の活動予定、教授の専門分野、研究内容、入ゼミ選考に関する説明会がありました。
入ゼミの選考はレポートと面接で実施されるようです。説明会に合わせて、塾生向けのホームページで活動概要や定員、選考方法をまとめた入ゼミ要綱が配布されました。 要綱や面接日程が出ると一気にゼミ選考に現実味が出ます。学生は11月にあるオープンゼミでゼミの様子や雰囲気を見て、最終的な志望先を一つに絞ります。 選考は12月初めに行われるのですが、入試のような緊張感があります。学科専攻の振り分け試験に続く、ゼミ選考試験、好きな分野の勉強をするために、ふるいに掛けられるのは腑に落ちないですが、人数制限などやむおえない事情があるのでしょう。
今年は毎年、多くの学生をとっていた近森ゼミと長尾ゼミが募集を行わないので、他のゼミ選考の倍率が高くなりそうです。気を引き締めて望みたいと思います。

今後の予定
オープンゼミ:11月中
面接・選考結果発表:12月上旬


学業、サークル活動、課外活動
[2016/10/23]

気がつくと10月の終わり、公園の木々も色づき始めたようです。2年生になり、大学生活にも慣れ、学業、サークル活動、課外活動の忙しい毎日が続きます。 読みたい本、見たい映画、行きたい展覧会がたくさんあるのに時間がなくて、気ばかりあせります。
私はサークル活動で合氣道会とパレットクラブ(美術部)に所属していますが、感覚的に2つのサークルを掛け持ちするのはなかなか難しい。 合氣道は型と礼儀を、美術は自由と解放を求めるので、まったく逆の思考をしなくてはなりません。
1年の時、私は日本文化研究会に属していたのですが、これはまだ合氣道に通じるサークルだった。 しかし、2年生になって、自分の個性を確立することを考えた時、解放と自由を求めて私はパレットクラブの門をたたきました。 パレットクラブは合氣道会のように週3日以上練習という規則はありませんが、自分で時間を決めて作品をつくらなければなりません。 自主的に活動しなければ、いつまでたっても作品ができないということになります。 パレットクラブに属していても、作品を発表しない部員も多いので、私は部員全員の顔を知りません。
一方、合氣道会は、人数は少ないのですが、真面目に活動をしているので部員同士の交流も濃くなります。 運動をやりながら、美術作品を作る。感覚的には無謀な試みですが、なんとか分裂症にもならず、平常心を保っています(時々、うまくいかずに感情的になることもありますが……)。
来月は三田祭があるので、サークル活動も忙しくなります。忙しくても、楽しい大学生活を満喫しよう。


慶應大学生による集団暴行事件
[2016/10/16]

マスコミで大々的に取り上げられているように、今年度の「ミス慶應」は中止になりました。 主催する広告学研究会が不祥事を起こし、解散したためです。 広告学研究会の学生は以前にも酒に酔って日吉の坂を裸で走りまわる事件を起こし、今回の告示板を見て「やっぱり、やったか」と思いました。 慶應義塾大学では2009年に飲酒による死亡事故が起きて以来、未成年の飲酒防止に取り組んできました。 昨年はテニスとダンスサークルが飲酒関連で処分されたので、今回もその一環だろうというのが当初の印象でした。
数日後、広告学研究会の一部学生による「集団強姦事件」が報道され、大学内は騒然とします。
広告学研究会は1912年に設立された公認団体で、機関紙を発行する部門、ミスコンを運営する部門、海の家を営業する部門の三つに分かれています。 今回問題を起こしたのは海の家を運営する学生で、9月2日、海の家がある葉山の合宿所の片づけ中に事件を起こしました。 被害にあった女子大生(当時未成年)は普段は広研の活動に参加せず、事件当日は友人に誘われて泊まり込みで、片づけを手伝ったようです。 片づけ後、男子6人と「酒飲みゲーム」が始まり、女子大生はテキーラを6杯飲まされ、意識を失います。 その後、男子学生は集団暴行、撮影という行為に及びました。
大学生が酔いつぶれたり、裸で走るのは愛嬌がありますが、さすがに集団暴行と撮影を行ったことに対して、私は慶大生に対する失望というか、やるせない気分になりました。 この事件は塾内でも(とくにOBの間で)話題になっており、広告学研究会の学生では無いのではないか、そもそも塾生なのか、などとささやかれています。 警察によって全貌が解明されるまで、詳細はやぶの中。一部報道で大学側による「隠蔽」だという指摘がありますが、こうした問題に基本的に関与しないというのが慶應義塾大学の方針です。 学校は司法機関ではないので、事件は警察に任せるのが一番だと思います。真相はどうであれ、塾生にこのような学生がいることは言語道断、憧れを抱いて慶應義塾大学に入った私は、慶大生がここまで馬鹿で幼稚だったのかと憤りを覚えます。
交友関係を作ることはサークル活動の目的の一つですが、それは研究や運動、創作などサークル本来の活動を通して培われるべきもので、合意のない性行為など、もってのほか。 一部のサークルには本来の活動とは違う、異性あさりを目的とした学生がいます。 彼らの存在は、まじめな学生の気持ちを乱します。人の気持ちが理解できない輩が今回のように事件を起こし、サークルを崩壊させ、多くの人たちに迷惑をかける。 そのような連中と一緒に学問していると思うと……。きっと、被害者の女子学生も慶応義塾大学に憧れを抱いて入学したから、事件をうやむやにせず、警察に被害届を出したのでしょう。
ところで、この事件について知人と話していると、「危機管理能力」という言葉が頭をよぎりました。 前述のような問題は常時、起きているわけではありませんが、問題が起きた時、その対処法がわからず、もんもんとしている学生が多いのではないでしょうか。泣き寝入り。 ほおっておくと手が付けられなくなり、広研のような末路をたどることになります。 先日、電通社員の女性が過労からうつ病を発症、自殺し、ニュースになりましたが、彼女も職場環境の問題に対処する行動を起こさなかったために自殺に追い込まれたようです。 死ぬくらいなら仕事を辞めるという選択もあったはずですが……。 逆に会社や上司は、その選択を彼女から奪うほど追いつめたということになります。
自分で解決できない時は、他人の力を借りるのが有効。家族の他、友人、OB会の結束が固い慶應大学には、問題全体を俯瞰して客観的なアドバイスや援助をしてくださる先輩もいるはず。問題を解決できる環境は整っています。問題が起こったら、まず、人に話を聞いてもらいましょう。見栄を張って行動を起こさない、これは学生に限らず、社会人を含めた若者全体にいえる問題点だと思います。 カッコ悪くても問題を解決するほうが賢明なのではないでしょうか。
今回、広研の事件や電通女性社員自殺は、私に問題が起こった時に、どのように対処しなければならないのか、考える機会を与えてくれました。 窮地に追い込まれた時、手を差し伸べ、行動を促してくれる家族や知人が身近にいることが一番、大事ですね。 行動せず後悔するよりも、同じ後悔をするのであれば、納得できる行動をして時節を待つことにしましょう。 「時が問題を解決する」、つらい冬はやがて春になるもの。それが自然。


学校生活 天通合氣道大会
[2016/10/09]

10月9日に栃木県宇都宮市で合氣道の大会がありました。当日は上野駅に6時集合、朝4時に起きて始発に乗り、特急も新幹線もないので2時間ほど鈍行に揺られて宇都宮までいきました。 神奈川県在住の人たちは始発でも間に合わないので、前日、宇都宮に入って一泊したそうです。 大会は9時に始まって、子供の部、学生の部、一般の部、団体、そして親睦稽古があり、午後3時頃まで続きます。 普段見ることのできない師範の演武や、貮段、參段の演武を見ると勉強になりますが、タイムや技の美しさが重視される大会の様子を見ていると「これは武道じゃない。演技じゃなかいか……」と心が乱れることがありますが、 迫力のある高段者の技を見ると美しく、そこに自分の求めるべき理想の姿を見出すことができ、安堵感と稽古への熱意が沸います。 以前、師範が「合氣道は初段をとってからが入門だ」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思いました。
大会といっても出るのは1分30秒くらいなので、あとは他の人の演武を見ています。「見取り稽古」といって、人の技を見ながら、どういう演武がうまいのか考えます。 今回の大会で発見したことは2つ。まず、きれいな演武は技や立ち振る舞いに、落着きや余裕といいますか、「間」が感じられること。 同じ時間内でやっても、うまい人は凛とし、落ち着いて技を繰り出しているように見える。それでいて、技に迫力があるから凄い。 そして、もう1つは、良い演武には開放感があるということです。上手な人の技は、見ていて惚れ惚れします。 師範に投げられた時など、「ああ、こんなにきれいに飛ぶのだな」と感動します。違和感や力みがなく、競争相手として、自分より上手くても劣等感は沸きません。 「敵ながらあっぱれ」というセリフがありますが、まさにあんな感じ。そうした演武は、見ていて楽しいし、時には驚きを覚えることさえあります。
「間」はともかく、わがサークルの合氣道にはこの「開放感」が欠けているような気がします。皆、技はきれいなのですが、どこか閉塞的というか「何かが違う」。 純粋に技を見て喜べない突っかかり、腑に落ちないものがあります。型通りの動きで、驚きや広がりが無い。 これは、合氣道に限らず、慶應の全体的な欠点である気がします(まだ、入門者に近いので、型通りやるのが常道かもしれませんが……)
さて、肝心の結果ですが、私は個人の部で4位でした(去年は2位)。実に悔しい。入賞まで、あと一歩だったのに……。 戦略的なミスで、結果的に自分の目指す合氣道と遠いものになってしまったのがやるせない。思い出すだけでつらいので、結果についてはこれくらいにしておきます。
フランスから帰ってきたら、再来年の大会、賞取りにいきます。


不法侵入
[2016/10/02]

先週の金曜日、点滴に異物が混入され、死亡者が続出している横浜市の大口病院で雑誌記者2名が病院に不法侵入をして逮捕されるという事件が起きました。 ネットで記事を読んでいると捕まったのは杉並区在住の46歳の扶桑社の記者と20歳の大学生。 私は心あたりがあり、もしや逮捕されたのは私の知人?と考え、友人にメールをして聞いてみると、やっぱり逮捕されたのは、私の知人のAさん。 早速、友人に連絡を取り、詳しいいきさつを聞きました。その結果、大学生の子が無断で病院の4階に入り、写真を撮っていたところ不法侵入で捕まってしまい、その管理者ということで、私の知人も逮捕されたようです。 もちろん、2人に悪意はなかったので弁護士を通して釈明をしてもらい、3時間後に釈放されたそうです。普段であれば許可をもらい病院中に入っても問題は起こらなかったのでしょうが、事件中なので警備が厳しくなっていたようです。 本人は点滴の管理は杜撰なのに、病院内の写真を撮るには厳重な警備を行っている。 管理をする場所が違うのではないか、と皮肉を言っていました。

知人は雑誌SPAの記者なのですが、SPAといえば、1学期、編集長の金泉俊輔さんが慶應義塾大学の社会学部の講座に来て、週刊誌における「聖と俗」について講義をしてくれました。 その中で週刊誌の役目が、政府の報道や新聞とは違うことを話しておられました。 今回の事件も知人は、大手の報道とは違った面で情報を獲得したかったようです。 不法侵入は問題ですが、あれだけの事件を起こして病院内部の写真撮影は許可しないのは……。 内部情報を隠蔽するのは、東京都庁と同じ。 情報の透明化が今日の報道に求められているのは明白です。大口病院も東京都庁も隠ぺい体質では謎や疑問が増大し、不信感が増すばかり。 1日も早い問題解決を行ってほしいものです。
ちなみに知人は、「ジャーナリスト志望の大学生を誘ったのが、ちょっとまずかったかな」と大学生を心配していました。 彼は良い人なので、失敗を許してあげてくださいね。今回は身近でも事件が起きるという実体験の社会学のお話でした。

写真:https://more-news.jp/article/detail/2075
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