読書・映像鑑賞 2020年11月

築地本願寺
[2020/11/29]

木曜日、慶應義塾大学に行った後、祖母と築地本願寺に行きました。祖母はNHKの「古寺巡礼」を見て、築地本願寺を訪問したくなったようです。この寺は1617年、西本願寺の別院として浅草御門南の横山町に建立され、幾多の災害を経て、1934年に現在の地に本堂が建設されました。設計者は伊東忠太。重要文化財の本堂を見た瞬間、インド風の建物に驚きました。しかし、建物をよく見ると和風な感じもします。国籍不明な和洋折衷の建物です。内部に入るとステンドグラスやパイプオルガンがあり、そこで僧侶たちが集まって、経を詠んでいました。近代建物内に中世の経が響いている、不思議な感じ。 築地本願寺を訪れ、3年前、フランス留学直前に祖母と一緒に京都の西本願寺大谷廟に行ったことを思い出しました。あれから3年。経つのは早いですね。

写真:https://ameblo.jp/gitarcla/entry-12635305147.html


映画「鬼滅の刃 無限列車編」
[2020/11/22]

「鬼滅の刃 無限列車編」を見に行きました。テレビアニメシリーズの最後が無限列車に飛び乗るところで終わったので、その直後の物語になります。
原作漫画を読んだことの無い人でも、この映画は楽しむことができるので、メディア戦略としてなかなか上手いなと思いました。 それも大ヒットの要因の一つでしょう。
この作品のダイナミックなアクションシーンは、映画館の大画面で見ると一段と迫力があります。 特に後半の「炎柱」煉獄杏寿郎と「上弦の参」猗窩座の戦闘シーンは最先端の3D技術を駆使したアニメーションで描かれていて、見ごたえ抜群。 大画面でなければ味わうことができません。 それだけでも見る価値がある映画だと思います。

写真:https://news.yahoo.co.jp/articles/ae5803dcb494475891fa1881396aa38e0f3dd6e9/images/000


「鬼滅の刃」アニメーション
[2020/11/15]

「鬼滅の刃」のアニメーション(全26話)を見ました。社会現象になっているだけあって面白い。主人公の竈門炭治郎を始め、禰󠄀豆子、我妻善逸、嘴平伊之助や鬼などのキャラクターが個性的で、また、人間や鬼の愛情や無念さなど感情を絡めた物語が観客の心をつかむので人気が出たのも納得できます。アクションの描き方も迫力があり、ドラマチックで躍動感のある作品に仕上がっています。
ちなみに私は社会学を専攻しているので、アニメから世相を読み解くのが好きです。国民的なヒット作になった作品のテーマには、「ガンダム」(1972年放送)なら「宇宙」や「人類愛」「精神世界」、「ワンピース」(1999年放送)では「仲間」「冒険」など、その時代を象徴するキーワードがありました。ダークファンタジーの「進撃の巨人」を見ると、閉塞的な時代を感じます。「鬼滅の刃」のテーマは、「家族」や「孤独」。現代、核家族や一人暮らしが増え、家族の絆が見直される現代だからこそ、このアニメがヒットしたのでしょう。
ところで、世間では「鬼滅の刃」に関連するグッズが売れているとか。作品に関わっている企業は、集英社、ソニーの子会社アニプレックス、缶にキャラクターを採用したダイドードリンコ、関連のお菓子を発売したUHA味覚糖、カードをおまけにつけているバンダイ、「鬼滅の刃」列車を走らせているJRなどです。どこの企業も売り上げが上がってウハウハでしょう。目の付け所で業績も変わる。マンガと言ってもバカにはできませんね。

写真:https://www.anime-recorder.com/goods/150217/
https://news.mynavi.jp/photo/article/20200820-1236512/images/001l.jpg
https://toyokeizai.net/articles/-/382333?page=3
https://dtimes.jp/post-377928/img_213305_3/


NHKスペシャル「揺れるアメリカ 分断の行方」「混迷 アメリカ大統領選挙」
[2020/11/08]

NHKスペシャル「揺れるアメリカ 分断の行方」(11月1日放送)、「混迷 アメリカ大統領選」(11月7日)を見ました。「分断の行方」はアメリカ大統領選が行われる直前に放送された番組ですが、選挙が終わった後も私にとって印象深い番組となっています。その理由は、この番組を見てアメリカの本質的な問題を理解できたからです。また、「混迷」を見て、自分の考えが有効であることを確信しました。 その問題とはGAFAなどの大企業に権力が移って国家の力が弱まったこと。中間層といわれる人たちが人種差別、経済格差、イデオロギー対立などに巻き込まれ混乱しているということ。特にITを支持する50歳以下とITに不慣れな50歳代以上、人種で支持者が分かれていつことに注目しなければなりません。「アラブの春」の時にもITを使う貧困層が改革を支持しやように、同じ構図がアメリカでも起きました。それを分析すると、今回の選挙の勝者は、格差社会を支持する人たち、上院と下院を分裂させたGAFA(番組でGAFAについて取り上げてはいません)です。 敗者は中間層の人たち。中国のように圧倒的に国家権力が強ければ判りやすいのですが、アメリカは国家とGAFAなどの大企業の二重の権力構造が存在するので、その谷間に中間層の人たちが陥って混乱しています。これは自由主義を標榜する大国ならではの悩みです。そこにコロナ禍と新旧の産業構造が絡んで複雑化しています。このような状況ではこの4年でアメリカの製造業は、中国に敗北するでしょう。ところで、護身用の銃を持って町に出かけなければならないアメリカ。刀を持って歩いていた日本の戦国時代のようです。トランプ大統領は「自分はバイデン候補には負けていない。しかし、連邦裁判所がいうのならそれに従う」と言って引退するのでしょう。現在のアメリカの連邦裁判所は、戦国時代、争いを終わらせるバランサーの役割を果たした天皇のようですね。

写真:https://ameblo.jp/gitarcla/entry-12635305147.html


某企業90年史
[2020/11/01]

内定した企業の90年史をアマゾンで購入し、読みました。この企業は1924年(大正13年)に創立されたので、90周年は2014年にあたります。90年史を読むと、この企業が時代と共に変容していく様子が把握できます。大正13年、小さな町工場から出発、戦前、海軍関係の部品を生産することで事業を拡大、戦後はさまざまな機械分野に進出、現在は数種類の製品で事業を展開しています。90年史を読んでいて面白かったのは、各世代の社長の事業展開。一時、この企業は赤字に陥りますが、不採算部門を整理する過程で経営改革を進め、タイムリーな企業買収をし、世界企業に成長しました。 社史を読むと企業経営が、新規事業(市場)の開拓と不採算部門の整理、人材の獲得、育成の繰り返しであることがわかります。時には大きなリスクを取り、社運をかけた選択を繰り返してきた結果、トップ企業へと成長していきました。ちなみに11月1日、この企業の内定者の自己紹介のサイトが公開されました。そこに様々な地域、大学から、この企業に就職した学生が記載されています。優秀な人たちが多いので、私も彼らに負けないように仕事をしようと思っています。


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