読書・映像鑑賞 2020年9月

映画「関ケ原」、BSプレミアム「大戦国史」
[2020/09/27]

映画「関ケ原」(2017年、岡田准一主演)と「大戦国史」(BSプレミアム)を見ました。「関ケ原」は司馬遼太郎の原作を、原田眞人監督が「梟の城」(1999年)以来、18年ぶりに映画化した作品です。本作は関ケ原の戦いの前後の時代をCGと実写がほどよく融合された迫力のある映像で仕上げています。映像を見ると当時の町の様子を想像することができ、忍者や庶民など無名の人たちも登場するのでリアリティが高まります。多くの戦国作品は大名の心理状態にスポットが当てられるのが普通ですが、名もなき人にスポットを当てているのが司馬作品の特徴。史実になくてもリアリティを感じさせてくれるのがこの作品の面白さでしょう。 「大戦国史」は夏にBSで放送された「戦国 ~激動の世界と日本~」を再編集した番組。2つの番組の内容は同じなのですが、大河ドラマ「真田丸」や映画「関ケ原」を同時に見ているので、前回見た印象とは大きく異なります。「真田丸」で描かれなかった関ケ原の戦いやキリシタン宣教師の部分を他の作品が補足してくれ、時代への理解が深まります。同じ時代を描いた作品を多角的に見ることが歴史の理解には必要なのでしょう。この時代を描いた作品には駄作や凡庸な作品も多いのですが、新しい視点が挿入された作品はやはり面白いですね。

写真:https://www.nikkansports.com/entertainment/photonews/photonews_nsInc_1759231-0.html
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大河ドラマ「真田丸」
[2020/09/20]

1週間かけて、NHK大河ドラマ「真田丸」(2016年)の第1回から第50回(45分×50=2250分)を見ました。急に「真田丸」を見ることにしたのは、最近、話題になっている「半沢直樹」の主役、堺雅人の演技に興味があったからです。「半沢直樹」はビデオ録画しているので、全作品が放映された後、一気に見ようと考え、先に「真田丸」を見ました。物語は武田勝頼が滅ぶ1582年から大阪城が落城する1615年の話、戦国武将たちの生き様がリアルに生きいきと描かれています。俳優陣の演技も個性的で、これがめちゃくちゃ面白い。「真田丸」を見ると、戦国時代後期の奉公や転職、裏切りなど、現在と変わらない働き方を武士が行っていたことが判ります。さらに作品を面白くしているのが、関東、甲信越と大阪と舞台が広範囲であること。 一昨年、上田や小諸に行ったので土地感もあり、戦いで敗れた武将たちの悲劇が、就活の不採用と重なってリアルに感じます。幸い、私は志望企業に入ることができて一安心ですが、新卒2割はまだ内定がないとか。内定は士官と同じ。内定の無い人にとって現在は、戦国時代のように感じるかもしれません。また、どの企業に入るかで勝敗が決まる。先端技術が発達、文明が進化した時代になっても、人間の生き方は変わらないようです。

写真:https://www.nikkansports.com/entertainment/photonews/photonews_nsInc_1759231-0.html
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映画「インターステラー」
[2020/09/13]

「インターステラー」(クリストファー・ノーラン監督、2014年公開)を見ました。物語は、環境破壊と食糧危機に陥った人類が、宇宙内にある移住空間を求めて旅立つというSF作品。これまで人類が研究を積み重ねてきた宇宙物理学を応用しながらも、人間臭いドラマが展開するので、重厚な仕上がりとなっています。実際に理論物理学者のキップ・ソーン(2017年、重力波検出装置の構築及び重力波発見への決定的な貢献により、ノーベル物理学賞を受賞)が、本作の科学コンサルタント兼製作総指揮を務めているので、理論に真実味が出るのでしょう。映像も美しく、リアリティがあり、そこらにある子供用のSF映画とは一線を画しています。 このような作品を見ると、固定観念や概念が突き崩される感じがして、柔軟性が生まれます。宇宙の中で、人間はちっぽけな存在ですが、それが広大な宇宙に立ち向かっていく。そこにある愛と勇気が鑑賞者の感動を生む。鑑賞後に「久しぶりに良い映画作品を見たな」と余韻に浸っていました。就活で凝り固まった感性を解きほぐすのに最適な映画でした!

写真:https://eiga.com/news/20141105/17/


「新日本風土記 道頓堀」、ドラマ「けろりの道頓 秀吉と女を争った男」
[2020/09/06]

「新日本風土記 道頓堀」(NHKBS、8月28日放送)と「けろりの道頓 秀吉と女を争った男」(関西テレビ、1999年)、大阪に関する2本の番組を見ました。理由は、たまたま「新日本風土記 道頓堀」を見て、小学校5年の時、なんば花月で吉本新喜劇を見て、道頓堀でお好み焼きやたこ焼きを食べたことを思い出したからです。番組では、大阪風お好み焼き、たこ焼き、大阪割烹の店が紹介されていました。大阪と言えば、 粉物ですが、どれもおいしそうだったな。また、番組で芸妓やジャズ・ミュージシャンが登場しますが、大阪らしさが出ていて面白かったですね。「けろりの道頓 秀吉と女を争った男」は、安土桃山時代に東横堀川と木津川を堀で繋ぐ道頓堀普請を行った安井道頓の生涯を描いた物語です。原作は司馬遼太郎、脚本のジャームス三木が、情緒たっぷりに安土桃山時代の人情を描いています。たまには、気分転換に関西関連の番組を見るのも良いですね。

写真:https://www.nhk.jp/p/fudoki/ts/X8R36PYLX3/episode/te/E2RLMWVRRM/
https://pds.exblog.jp/pds/1/201809/21/28/d0352628_1730367.jpg
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