読書・映像鑑賞 2020年8月

コロナ危機 未来の選択
[2020/08/30]

1カ月にわたってNHKBS1で放送されている4回シリーズ「コロナ危機 未来の選択」を見ました。シリーズには、地理学者ジャレド・ダイヤモンド、歴史学者エマニュエル・ドット、ジャーナリストのナオミ・クライン、経済学者マリアナ・マッツカートが登場、それぞれの分野から見た新型コロナウイルス感染拡大が世界に与える影響を分析、その対処法を提案しています。ダイヤモンドは今回のコロナ禍は歴史上、初めて世界規模で起こった問題であることを解説、それを地球規模で協力して解決しなければならないと説いています。 また、ドットはコロナ後のパワーバランスの予測、クラインは世界的な問題が起こった時、それを利用して利益を上げようとするショック・ドクトリンに注意する必要があること、マッツカートは各国政府が主導して財政支援を行った企業に問題解決の協力を求めることを提案、どれも納得できる理論でした。このような番組を見ていると、世界の知性のレベルの高さを知ることができます。日本のテレビを見ると、ワイドショーのコメンテーターや芸能人の感想ばかり。これでは、番組視聴率も下がるでしょう。 今の視聴者はテレビ局が思っているほど、娯楽ばかり求めているとは思えないけれど…。近い将来、BS放送は1局になるとか。それでも、このような番組は放送してほしいですね。

写真:https://gyao.yahoo.co.jp/store/episode/A230385I2M999H01
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020109256SA000/?np_banID=top_nw_m_109256
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020109254SA000/?capid=nte001
https://www.videomarket.jp/nod/title/230385/I4M


NHKスペシャル「戦国 ~激動の世界と日本~」
[2020/08/23]

録画しておいた「NHKスペシャル「戦国 ~激動の世界と日本~」の第1集「秘められた征服計画」(6月28日放送)、第2集「ジャパン・シルバーを獲得せよ」(7月4日放送)を見ました。ちょうど、この番組が放送されたのは、就職活動で1番辛い時期で、テレビを見るどころではなかったので、やっと就活が終わって鑑賞できたというわけです。第1集は、鉄砲を獲得するためにキリシタン宣教師たちと組んだ織田信長、豊臣秀吉の関係、第2集はスペインとオランダの戦いを利用して天下を獲得した徳川家康の政治が主題となっています。どちらも世界的な視点から当時の日本の状況を描いた力作、これまでの日本史の中心だった鎖国史観を覆す番組でした。当時の鉄砲玉にタイの鉛が、三十年戦争の大砲に日本産の銅が使用されていたり、科学の発展のおかげで新事実が次々と判明しています。と、いうより、これまでは、我々が習っていた日本史は、日本を中心としていた偏見の多い日本史。それを正史と主張していた歴史家の見識の無さが証明されただけかもしれません。科学的検証が大切と言いながら、それを邪魔してきた歴史家がなんと多かったことか。これからも多くの新史実が発表されるでしょう。新しい事実が判明し、日本史が書き換えられるのが楽しみですね。

写真:https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/32JQ5P6JXK/


渡辺恒雄 戦争と政治 ~戦後日本の自画像~
[2020/08/09]

NHKで放送された「渡辺恒雄 戦争と政治 ~戦後日本の自画像~」を見ました。本番組は、株式会社読売新聞グループ本社代表取締役・渡辺恒雄主筆のインタビューを中心に戦争と戦後政治について構成されています。
一番心に残ったのは、理不尽な日本の組織に対する憤り。それが原動力になって、世間に立ち向かっていく。番組を見ると、一新聞記者が戦後の政治に果たした重要な役割や、知性的で人物を見る鑑識眼が優れていることを知ることができます。一新聞記者が国を動かすほどの仕事をしているのは驚きですね。ちなみに、読売新聞本社の採用試験を受けたのですが不採用。もう少し、採用試験の時、信念を持っていたら通過できたかもしれません。今、思い返すとあの頃は自分はまだ甘い考えを持っていました。新聞社の仕事は大変ですが、新聞記者になれた同級生には大いに活躍してほしいですね。

写真:https://plaza.rakuten.co.jp/mt1188/diary/202008130000/


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