読書・映像鑑賞 2020年4月

ディズニーCEOが実践する10の原則
[2020/04/26]

「ディズニーCEOが実践する10の原則」
ロバート・アイガー 著 早川書房

就活中の気分転換に、「ディズニーCEOが実践する10の原則」を読みました。
ABCテレビの雑用係がディズニーのCEOの登りつめたロバート・アイガーの自伝と成功哲学が書かれた本で、TIME誌やAmazonランキングで1位に輝いています。
読んだ感想は、ディズニーやテレビ業界が好きな人にはたまらない内容の本ですが、興味のない人には退屈な本だということ。 題名を見て、成功哲学の著作だと思って購入したのですが、それよりもアメリカン・ドリーム、伝記的な要素が強い本でした。 やはり、本は哲学の内容が書かれた著作の方が面白いですね。本を読んでよかったのは、現在のディズニーやアメリカの企業がどのようなものか理解できたこと。 これから日系企業も大きな変革を迫られると思いますが、この本を読んでおくと、心の準備ができるかもしれません。
それにしても、原題と和訳の題名、違いすぎませんか?


『現場の会計思考』
[2020/04/19]

「ビジネスの世界で生き残るための 現場の会計思考」
安本 隆晴 著

就活の面談をしていて、ある社員の方から「企業の財務状況を調べると企業理解になるよ」とアドバイスをいただきました。経済学部や商学部の大学生なら企業の財務状況を調べるのは当たり前で、それを行ってから企業にエントリーするのでしょう。しかし、文学部生の私は財務に疎いのです。それで「ビジネスの世界で生き残るための現場の会計思考」(クロスメディア)を買って、読みました。この本を参考に各企業の財務状況を調べると、これまで私が妄想していた企業の現状が把握できます。優良企業だと思っていても財務が逼迫していたり、逆に悪いと思っていた企業は自己資本が充実していたり、私の想像とは全く違う。知らないというのは恐ろしいですね。大学の年配のOBから「企業を選択する時は、その企業の持続性、福利厚生、年金制度を見て選びと良いよ」と言われたことがあります。その時は、何を言われているのか理解できませんでしたが、財務のことを気に留めると、物事の見え方も変わります。これが現実ですね。


『プレイス・ブランディング』、2本のNHKの番組
[2020/04/12]

電通abic Projec 2018年 編
若林 宏保 (電通CDC),徳山 美津恵 (関西大学教授),長尾 雅信 (新潟大学准教授)/著

『プレイス・ブランディング』(電通abic Projec、2018年)を読みました。この本は自分が将来、どのような仕事に携わりたいかをクリアにするための本です。 これまで1年間、就活を行ってきました。何をしたいか不明だった初期に比べると最近、自分が何をしたいわかるようになった気がします。やりたかったことはビジネス。 中でも興味があるのが、都市開発とプレイス・ブランディング。これらの知識はどの企業に入っても役に立つでしょう。この知識を活かせる企業に行けると良いのですが。 土曜日の23時からNHK教育テレビで放送されたETV特集を見ました。 「緊急対談 パンデミックが変える世界〜歴史から何を学ぶか〜」は日本を代表する知識人の磯田道史さん、ヤマザキマリさん、医師の山本太郎さんの対談。 日頃、ワイドショーに登場するコメンテーターとは違って、知識人と呼ばれる人たちの言葉には深みがあります。 また、2週に渡って日曜日に放送された「NHKスペシャル デジタルVSリアル」も見ごたえのある番組でした。 昨年、リクルートが販売した「就活生の内定辞退率」の商品など、これから先、プライバシーとデータはま済ます大きな社会問題になると考えられます。 このような番組を制作できるのはNHKだけ。さすがですね。

写真:http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641165083
https://togetter.com/li/1489820
https://thetv.jp/news/detail/228709/1436452/


『アート・イン・ビジネス』、映画「万引き家族」
[2020/04/05]

電通美術回路 編、若林宏保(他) 著
有斐閣 出版

『アート・イン・ビジネス』(2019年刊)は電通の美術回路グループが執筆した本です。日本における未来の美術活用を考察しています。 オフィス空間や社員研修に美術を取り入れている企業の取り組み、美術館、ギャラリーを活用した街づくりなどを紹介し、アートに関する哲学的な問題に思索を巡らせています。
データの世紀と呼ばれる今日、AIやテクノロジーに注目が集まっていますが、これからは技術を使っても、アーティスティックな感性が重要になってくるはずです。 ビジネスにもアート感覚を導入する時代が来るでしょう。時代の変化を象徴する本だと思います。
「万引き家族」(2018年、是枝祐和監督)を観ました。本作は親の死亡届を出さずに年金を不正に貰い続けていたある家族の事件をもとに、構想10年近くをかけて作った作品です。 第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得しています。 が、私としては出演者の演技は評価できるものの、現実についていけていない感じがしました。良い映画は未来を予言する部分がありますが、本作にはそれがない。 2018年、バブル時代には楽しめる映画だったでしょうが、新型コロナウィルス騒ぎの中ではリアリティーを感じません。 「事実は小説よりも奇なり」が日常茶飯事の今日、このような創作映画は霞んで見えます。ある時代の映画が終わった感じがしました。

写真:https://books.rakuten.co.jp/rb/16145492/
https://contents.geo-online.co.jp/gcp/manbiki-kazoku/?clk=storeinfo_force


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