読書・映像鑑賞 2020年3月 |
映画「ドラゴン・タトゥーの女」「ダークタワー」「オールドボーイ」
[2020/03/22]
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先週は気分を変えて、邦画ではなく「ドラゴン・タトゥーの女」(デヴィッド・フィンチャー監督、2011年)、「ダークタワー」(ニコライ・アーセル、2018年)、「オールドボーイ」(パク・チャヌク監督、2003年韓国)を観ました。「ドラゴン・タトゥーの女」はスェーデンで大ヒットしたスティーグ・ラーソンの推理小説『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』を原作とした映画です。内容は消えた姪を探す新聞記者と頭脳明晰のパンク姉ちゃんの話。物語も抜群に面白く、本作は第84回アカデミー賞で編集賞を受賞しています。「ダーク・タワー」はスティーブン・キングがライフワークと位置付ける小説が原作。2つの世界が交錯し、そこで戦う人々の姿が描かれています。もともと、スティーブン・キングの原作による映画が好きなのですが、この映画はどちらかというと漫画が原作の映画の仕上がりになっています。ですから、ちょっとキングファンとしては物足りない。逆に「オールドボーイ」は、日本の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』が原作の映画ですが、映画らしい作品に仕上がっていて面白い。韓国で日本の漫画を映画にすると面白く仕上がるのはなぜでしょう。やっぱり、韓国は映画の国なのかな? ところで、邦画と比べると、外国映画の映像美は凄い。特に「ドラゴンタトゥーの女」と「ダークタワー」はソニー傘下のコロンビア・ピクチャーズの映画なので圧倒的に美しい。さすがソニー。本当に美しい! |
映画「アルキメデスの大戦」「七つの会議」「GODZILLA怪獣惑星」「GODZILLA決戦軌道増殖都市」「キングダム」「累」
[2020/03/08]
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外出できないので映画ばかり観ています。昨年の春休みはアメリカ映画ばかり観ましたが、今年の春休みは最近の日本映画を観ています。と言っても、映画館に行く勇気はないので、レンタルビデオ屋を利用しています。先週、見た映画はアルキメデスの大戦(2019年、山崎貴監督)、七つの会議(2019年、福澤克維監督)、GODZILLA怪獣惑星(2017年、静野孔文、瀬下寛之監督)、GODZILLA決戦軌道増殖都市(2018年、静野孔文、瀬下寛之監督)、キングダム(2019年、佐藤信介監督)、累(2018年、佐藤祐市監督)です。面白かった順番に題名を挙げました。6本の映画のうち 5本が漫画やアニメ関連の原作、「七つの会議」だけが池井戸潤の原作です。最近の日本映画は漫画の原作が多いですね。この中で意外に面白かったのが、アニメのゴジラシリーズの2本。画像も脚本もここまで進化したのかと唸らせる迫力があります。それに比べるとキングダムの美術や累の脚本は最悪。キングダムは話が面白いだけに、美術が時代背景と違うので楽しむことができませんでした。漫画が原作だから仕方ないか。これらの映画を観た感想は、エンターテイメント性が強いということ。かつてのように映画が社会的な問題を写し取るような時代は去ったのでしょうか。1960年代のヌーベルバーグやニューシネマが懐かしい。 |