1月8日、横浜地裁で「相模原障害者施設殺傷事件」の被告・植松聖の裁判が開かれました。
この事件は、2016年7月26日、神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で発生した大量殺人事件です。
殺された人数も多いのですが、犯人の「障害者は社会に不必要なので殺せばよい」という主張に世間は驚愕しました。
指導教官である岡原正幸教授は、ゼミで障害者の問題も扱っているので、私自身、この問題を身近に感じます。
裁判が始まった翌日、映画「人魚の眠る家」(東野圭吾原作、堤幸彦監督、2018年松竹)を観ました。この映画は事故で脳死した少女を題材にした映画です。
物語は脳死を受けいれるかどうか、家族の葛藤を描いています。「相模原障害者施設殺傷事件」やこの映画を観ると障害者に対する態度に違いがあることがわかります。
障害者に愛情を注ぐ人もいれば、植松被告のような人もいる。この問題のキーワードが「愛情」でしょうか。
裁判では多くの犠牲者は実名を伏せていますが、美穂さんの家族は写真と実名を公開しました。その報道を受け、美穂さんに対する家族の愛情を感じました。
「人魚の眠る家」は良い映画なので、機会があればご覧ください。
写真:https://movies.yahoo.co.jp/movie/364211/
https://www.huffingtonpost.jp/2016/07/28/sagamihara-hitler_n_11234966.html