読書・映像鑑賞 2019年4月 |
映画「コクソン/哭声」、「お嬢さん」、ドキュメンタリー「ジャーナリズム・アメリカ」、「平成スクープドキュメント④⑤」
[2019/04/14]
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「コクソン」(2016年、韓国・アメリカ)は、ナ・ホンジン監督がシャーマニズムやキリスト教の要素を取り入れ、徐々に追い詰められる人間の心理を描いたホラー映画です。タイトルの『哭声/コクソン』は、ナ・ホンジンの故郷「谷城」と「泣き叫ぶ」という意味の「哭声」をかけたもので、韓国で観客動員700万人の大ヒットとなりました。日本人俳優の國村隼の演技が恐ろしく秀逸です。「お嬢さん」(2016年)は、「オールド・ボーイ」を作ったパク・チャヌク監督のエロチック・サスペンス。原作はイギリス人作家サラ・ウォーターズの「荊の城」で、舞台をイギリスから統治時代の日本に変更しています。内容は簡単に言うと、詐欺師、レスビアンや趣味人が主人公の変態映画。映像が美しいので、変態性が一層増します。「コクソン」や「お嬢さま」には、悪い日本人が登場しますが、これが現在の韓国人の日本人観なのでしょうか。日本で、このような映画を作ったらクレームものです。 |