読書・映像鑑賞 2019年2月

ゴールデンカムイ①~⑯
[2019/02/24]

「ゴールデンカムイ」(野田サトル作)は、明治時代末期の北海道・樺太を舞台にしたマンガです。2014年から現在まで「週刊ヤングジャンプ」(集英社)の連載され、2018年に「手塚治虫文化賞」のマンガ大賞を受賞しています。2018年4月からはアニメも始まり、2018年8月時点で単行本の累計発行部数は800万部を突破している、近年では最大のヒット作です。この作品のに魅力は、スポットの当たりにくい時代の歴史と民俗学(特にアイヌ文化)を描いたところにあります。難しい文献ではなく、誰にでも理解できるマンガで歴史を描いているところが凄い。当時の北海道やアイヌ文化をマンガで知ることができる作品となっています。作者の野田サトルが北海道出身なので、自分のルーツと歴史、アイヌ文化を組み合わせることによって創作をしているのでしょう。当時の様子を丹念に調べているのでマンガにリアリティがあります。私の好きな谷崎ジローさんの作品のように、マンガが高い教養の、新しいアートになりえることを示唆してくれます。機会があればご一読ください。

写真:https://books.rakuten.co.jp/rb/15717935/


ドキュメンタリー「ヒストリーチャンネル10周年記念特別番組 アメリカの歴史⑧~⑩」、「ヒストリーチャンネル ゲティスバーグの戦い」、映画「リンカーン」
[2019/02/17]

相変わらずアメリカ関連のビデオを見ています。先週は「ヒストリーチャンネル10周年記念特別番組 アメリカの歴史⑧~⑩」、「ヒストリーチャンネル ゲティスバーグの戦い」、映画「リンカーン」(2012年)などのアメリカ関連ビデオを見ました。「アメリカの歴史」では現代のアメリカンがどのように覇権を握ったかが描かれています。我々はアメリカが国家として統一されているような感じを受けますが、合衆国なので価値観は様々。白人対有色人種、共和党対民主党、国防省対国務省、FBI対CIAなど、アメリカ国内での対立は、同一民族の意識が強い日本人は実感できないかもしれません。
映画「リンカーン」はS・スピルバーグ監督の描いた戦争伝記ドラマ。
アメリカ大統領の中で最も人気のあるリンカーンのユーモラスな面を交えながら政治的な決断や妻との葛藤など、暗殺される最後の4か月間を描いています。リンカーンが人気があるのは、彼の個性によるものだと思います。日本の首相と違ってアメリカの大統領は個性が強いので面白いですね。日本は天皇制を維持して歴史を構築していきますが、アメリカは大統領を中心として歴史を作ります。現在は問題発言の多いトランプ大統領ですが、彼にどのような評価が下されるのかは時間が決めるのかもしれません。

写真:https://eiga.com/movie/77491/
http://www.afpbb.com/articles/-/2810232
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97


ドラマ「ルーツ」、ドキュメンタリー「ヒストリーチャンネル10周年記念特別番組 アメリカの歴史④~⑦」、「ヒストリーチャンネル エイブラハム・リンカーン」、映画「ラスト・オブ・モヒカン」
[2019/02/10]

「ルーツ」、「ヒストリーチャンネル10周年記念特別番組 アメリカの歴史④~⑦」、「ヒストリーチャンネル エイブラハム・リンカーン」「ラスト・オブ・モヒカン」など、アメリカ関連のビデオを見ました。
「ルーツ」(1977年)はアレックス・ヘイリー原作の小説「ルーツ」をテレビドラマ化した映像作品。放映された当時、アメリカでは平均視聴率が44・9%あったそうです。物語は18世紀、アフリカで拉致され奴隷としてアメリカに送られた黒人青年の子孫の話。アメリカの奴隷制のことは知っていたのですが、ドラマを見ると奴隷制度についてより理解が深まりました。黒人の人たちのプライドが勇気を与えてくれる物語です。 「ラスト・オブ・モヒカン」(1992年)のアメリカ映画。1757年に起こったフレンチ・インディアン戦争を描いています。アメリカには奴隷制度の他、先住民との争いもある複雑な歴史をもっています。そこにヨーロッパのイギリスとフランスが介入して戦火が拡大する。映画を見ると独立戦争以前のアメリカではイギリス人、フランス人、そして原住民の各部族の対立が複雑に絡みあっていることがわかります。「アメリカの歴史④~⑦」では南北戦争から1900年までのアメリカの歴史を見ました。この番組を見ると鉄道と電気が急速にアメリカの近代化を進めたことがわかります。
南北戦争以降、様々な製品が発明され、鉄鋼業が盛んになり、都市では都市化が進みスラムなどの社会問題が生まれます。19世紀後半のアメリカは、開拓から急激に都市の時代へと変貌したのだという印象を受けました。

写真:https://trendexpress.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07
http://movie.gaisei.net/the-last-of-the-mohicans
https://www.y-history.net/appendix/wh1203-047.html
https://www.j-cast.com/trend/2016/06/28270879.html?p=all


本「ユダヤ人と近代美術」、映画「パトリオット」、「ヒストリーチャンネル10周年記念特別番組 アメリカの歴史①~③」
[2019/02/03]

春休みに入ったので読書とビデオ鑑賞の生活を送っています。「ユダヤ人と近代美術」(圀府寺司、光文社刊)を読み、ハイビジョン特集「クリムト」を見ました。大阪大学教授の圀府寺司さんの奥さんは母の高校時代の親友。そのような縁で本書を読んだのですが、思ったよりも面白かったですね。世紀末のウィーン美術のパトロンがユダヤ人だったこと、エコール・ド・パリの芸術家(シャガール、モジリアニ、スーティンなど)がユダヤ人であること、アメリカ抽象主義を代表するマーク・ロスコとバーネット・ニューマンの軌跡などが論述されています。日本ではユダヤ人の美術家にスポットを当てた本は珍しいので読み応えがありました。続編も読みたいですね。
「アメリカの歴史①~③」(ヒストリーチャンネル10周年記念特別番組 )と「パトリオット」(2000年、ローランド・エメリッヒ監督、メル・ギブソン主演)を見ました。「アメリカの歴史」は、ピルグリム・ファーザーの大陸上陸から現代までの通史です。③の中に出てくる初代大統領のワシントンの新聞を使った情報戦、スパイ・軍事活動などが興味深かった。
「パトリオット」はアメリカ独立戦争を描いた映画です。映画を見る前に「アメリカの歴史」を見て、概要を把握したので、イギリスとフランスとアメリカ独立の関係、南北戦争時代のアメリカの様子など内容を理解しやすかったですね。高校で日本史専攻だった私にとって世界史、アメリカ史は未知の世界。1か月間、なるべくたくさんのアメリカ映画を見て、アメリカ史の勉強をしようと思います。

写真:https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334039011
http://freesozai.jp/itemList.php?category=nation_flag&page=ntf_401&type=sozai
https://filmarks.com/movies/18157


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