読書・映像鑑賞 2018年12月 |
映画「RANMARU 神の舌を持つ男」、「ぼくの伯父さん」、「ゆきゆきて神軍」
[2018/12/16]
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メディアコムの試験が終わり、ビデオを見る時間があったので、「RANMARU 神の舌を持つ男」(堤幸彦 2016年)、「ぼくの伯父さん」(ジャック・タティ、1958年フランス)、「ゆきゆきて神軍」(原一男、1987年)を見ました。くだらない映画を見て脳を休めたかったので「RANMARU 神の舌を持つ男」を見たのですが、あまりのくだらなさに、「このような映画を作る意味があるのだろうか」と逆に考えさされました。堤作品は好きなのですが、この作品はイマイチ。その後、気分を変えようとジャック・タティの「ぼくの伯父さん」を見ました。この作品は第31回アカデミー賞外国語映画賞を受賞していますが、タティはどれを見てもおしゃれで面白い。この映画は60年前の映画ですが、今見ても色あせていない。質の良い映画は時間を経ても見ることができるのですね(一方、、「RANMARU 神の舌を持つ男」などは、すぐに忘れ去られるでしょう) 今週の木曜日の岡原ゼミに原一男監督が来ます。それで予備知識を得るために「ゆきゆきて神軍」を見ました。映画史やドキュメンタリー映画に関する番組を見ると必ず紹介される古典的作品なので、見るのを楽しみにしていましたが、実際に見ると素晴らしいドキュメンタリー映画だと感じました。映画を見ると戦中の悲惨な体験や撮影当時のラディカルな雰囲気が伝わってきます。映画に記録としての役割があることを強く印象付けてくれる映画でした。 |