ゴードン・マッタ=クラークの展覧会に行ったので、展覧会と同じ時代の雰囲気を持つ映画「卒業」(マイク・ニコルズ、1967年)、
「真夜中のカーボーイ」(ジョン・シュレンジャー、969年)を見ました。「卒業」はアメリカン・ニューシネマを代表する作品。エリート大学生が不倫を犯して苦悩する物語。
ベトナムに深入りしすぎたアメリカと奥様に深入りしすぎた学生の苦悩を重ねて描いています。
この映画を有名にしたのがサイモン&ガーファンクルの音楽(サウンド・オブ・サイレンス、スカボロー・フェア、ミセス・ロビンソン)。
映画の内容とマッチして美しい作品を作り上げています(特にプールのシーンは印象的でした)。
「真夜中のカーボーイ」もアメリカン・ニューシネマの代表作。成人映画の指定を受けながら、アカデミー賞を受賞した珍しい作品です。
西部の田舎から希望をもってニューヨークに出てきた青年が都会で非日常的な出来事に遭遇するという物語です。
最後は悲劇で終わるというアメリカン・ニューシネマらしい終わり方ですが、他の映画にはない人間らしい温かさを感じることができる作品です。
この映画が製作された時代、ゴードン・マッタ=クラークは「真夜中のカーボーイ」の舞台となったブロンクスで建物の天井や床に四角い穴を開けた
「ブロンクス・フロアーズ」という作品を作っています。映画を見ると、クラークがどのような地域で活動していたか理解できます。
写真:https://www.amazon.co.jp/%E5%85%A5%E9%96%80%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%
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