アヴィニョンの空は眩しいくらいのブルーです。気温は25℃。
緯度が高いので日が沈むのが遅く、9月の日没は20時くらい、7月の日没は22時だそうです。
前回は「グラン・ブルー」で海の映画を紹介したので、今週は南フランスのプールを舞台にした映画をご紹介します。
映画の題名は「スイミングプール(2003年)」。監督は「8人の女たち」を撮ったフランソワ・オゾン(1967年~)、主演はオゾンの秘蔵っ子のリュディヴィーヌ・サニエと往年の名女優シャーロット・ランプリング。
年配のミステリー作家が自由奔放な若い娘と出会い、嫌悪と魅力を感じながら事件に巻き込まれていく物語です。 南フランスの庭のプールに反射する光がまばゆく、夢かうつつかわからないミステリアスな世界が展開されます。
美しい若い女性と年配の女性の気持ちの対比が面白い心理劇です。
アヴィニョンの城塞の西側にはローヌ川が流れ、街中には運河や噴水がありますが、その水面を昼間、眺めるといつもキラキラしています。
プロヴァンスは水が少ない不便な土地なので、人々にとって水を確保することは需要事項。 ポン・デュ・ガールなどの水路を整備したのも、水の問題を解決するためです。
現在はプロヴァンスの各地に水道も整備され、水の問題は解決されました。
ロシュ・ド・ダン公園からから、ローヌ川の中にあるバッテラス島のプールが見えます。
今は人気がないのですが、ヴァカンスシーズンは人がいっぱいになるとか。
そんは話を聞いているとバカンスシーズンにアヴィニョンに来ればよかったと思いました。
それより機会があれば夏のコートダジュールで泳ぎたいですね。
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