読書・ビデオ鑑賞 2016年12月

「無印都市の社会学」「人間に魂はあるか?」
[2016/12/25]

人間に魂はあるか?  本山博の学問と実践
樫尾直樹, 本山博 著

1月に入ると大学は期末試験期間に入ります。 この期間はテストや論文提出が立て続けにあるので大学生活の中で一番、忙しい時期となります。
科目の中には、冬休みに課題として読書を勧める科目もあり、今週、近森先生の「無印都市の社会学」と樫尾先生の「人間に魂はあるか?」を購入しました。 近森先生の本は論文提出、樫尾先生の本はテストのために読まなければなりません。最近、忘年会、留学の準備に忙しかったので、12月は1冊も本を読んでいません。 28日から学校は休みになるので、じっくりと2冊、本を読むつもりです。 それにしても、都市と魂についての著作、社会学の領域は広いですね。


「Mr,ビーン カンヌで大迷惑?!」
[2016/12/18]

ここのところ、入ゼミの用意、サークルの忘年会、留学の準備をしなければならなかったので本を読んだりビデオを見る時間がありませんでした。 まさに師走! そのような状況の中で息抜きするために選んだ映画がローワン・アトキンソン主演のコメディ映画「Mr,ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年)」です。
この映画は主人公のMr.ビーンが旅行でフランスに行き、さまざまな問題を起こすドタバタの喜劇です。 脚本が巧みで最後までMr.ビーンの世界に引き込まれます。 ローワン・アトキンソンは私の好きなジャックタチの影響を受けたコメディアンなので、フランスの風景にもフィットしています、おしゃれ。 映画の最後に流れるシャルル・トレネの「ラ・メール」で、フランスの楽しさが存分に描かれています。 忙しい時に、このような映画を見ると一息つけます。喜劇の効用とは、このようなものでしょうか。

写真:https://iwiz-movies.c.yimg.jp/c/movies/pict/c/p/8a/d1/329195view003.jpg
http://img-cdn.jg.jugem.jp/cb1/706089/20080826_511989.jpg


夏目漱石 没後100年
[2016/12/11]

今週12月9日は、夏目漱石(1867年~1916年)の没後100年でした。
「坊ちゃん」、「吾輩は猫である」、「こころ」などの作品は、私も中学、高校時代によく読みました。 漱石は私の好きな小説家の一人です。漱石の作品では、個人の持つ正義感や倫理観と現実(社会)の間に板挟みにされ、悶々と葛藤する人間の苦悩が描かれています。
私は、そんな主人公たちの葛藤する姿が好きです。漱石自身も随分と葛藤した人で、英国留学によって日本と英国文化、近世と近代の板挟みになり神経衰弱を発症します。 近代といえば、世間の目、面子など社会的圧力が強いイメージがありますが、それに劣らず、個人の意思や自己主張の強い時代でした。 歴史を学ぶとわかりますが、近代人は皆、個人の志や信念を持ち、それに従って生きています。特に幕末の志士たちの暴れぶりは凄い。 社会学的では、近代人のこのような性質を「内部指向型」人格と呼びます。個人の意思と社会の力が強かった近代、人々は葛藤を余儀なくされました。 悶々と苦悩する中から、生まれた名作であるからこそ、漱石の作品は現代において、我々を感動させるのでしょう。
生活が便利になり、苦悩することが少なくなった現代社会において、漱石の本を読んでいると、人として苦悩や葛藤をする必要性を再認識することができます。 「若い時の苦労は買ってでもしろ」の言葉、身にしみますね。

写真:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/17/Natsume_Soseki_photo.jpg


ベンダース「ベルリン天使の詩」
[2016/12/04]

ヴィム・ベンダースの「ベルリン天使の詩」を見ました。
1987年公開のフランス、西ドイツ合作映画で、主人公の守護天使ダミエル(ブルーノ・ガンツ)がサーカスの踊り子に恋をし、永遠の命を棄てて人間になるというストーリーです。
音と色の使い方によって、天使から人間へ変わる様が印象的に描かれている映画。映画前半、スクリーンはモノクロで、天使たちの会話と人間の心の声が聞こえてきます。 映画の中で最も印象なダミエルが人間になるシーンでは、それまで白黒だった世界に色が付き、車や足音、ものがぶつかる音など雑音が聞こえ始めます。 詩的なセリフや心情など言葉が音として聞こえてくるのは天使のシーンとは対照的に、人間のシーンで聞こえてくるのは会話などの環境音です。
天使の世界から人間の世界に場面が変わった瞬間、私は自分の生きている世界が色や音など刺激に満ちた感覚的な世界であることを再発見し、感動しました。 色、音、言葉を駆使することによって、天使の象徴する観念的な世界と人間の持つ感覚的な世界の対比がきわだった作品だと思いました。

写真:http://ecx.../images-amazon.com/../images/I/51DWH6W3XmL.jpg


上へ戻る   ホーム