読書・ビデオ鑑賞 2016年9月 |
ポール・ウィリス「ハマータウンの野郎ども」
[2016/09/25]
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「ハマータウンの野郎ども」
大学の課題で「自分誌」を書いて自分の人生を振り返ってみて、自分も『ハマータウンの野郎ども』の一人だと思いました。
『ハマータウンの野郎ども』はイギリスの社会学者ポール・E・ウィリスによって1977年に書かれた本です。
ウィリスはこの本で、ハマータウンという架空の町の学校を舞台に、労働者階級の少年たちが、学校や教師、規則への反抗的行動を通して、男尊女卑、仲間意識など労働者的な価値観や体力、コミュニケーション能力など労働者として必要な技能を身に着けていく様を描いています。
私も小学校の時は、反抗的な児童でした。 写真:https://../images-na.ssl-../images-amazon.com/../images/I/515FKsEeFnL.jpg |
小津安二郎 「東京物語」
[2016/09/18]
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小津安二郎の代表作『東京物語』を見ました。小津安二郎の映画を見たのは初めてですが、とても綺麗な映画でした。
物語中に劇的な要素はなく、日常的な出来事が淡々と描かれています。 ブログなので色々書かないといけないのですが、綺麗な映画だったという印象があまりにも強かったので、書くことが見当たりません。筆舌に尽くし難いというのはこういうのをいうのだと思います。小津作品をみた後、日常風景が今までよりも美しく見えるのも、小津作品の力でしょうか。
写真:httpsja.wikipedia.orgwiki%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%89%A9%E8%AA%9E |
人は何故、自殺するのだろうか
[2016/09/11]
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「自殺論」
大学の課題でデュルケームの『自殺論』を読みました。『自殺論』では、社会との関わり方と人間の身体的な死の関係について考察されています。例えば、殉教や殉死、(特攻などの)戦死は、組織や社会と個人との結び付きが強固なために起きる集団本位的自殺が挙げられます。デュルケームの自殺論を考察すると、人間は「観念と現実のバランスが取れなくなったときに死ぬ」という結論に至ります。 そうか、頭の柔らかい人間は、死なないのか。
写真:https://../images-na.ssl-../images-amazon.com/../images/I/51XFKW56VCL.jpg |
ドストエフスキー『罪と罰』
[2016/09/04]
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ドストエフスキーの『罪と罰』を読みました。私はてっきり「罪と罰」は20世紀末、総力戦による大量虐殺の時代を前に、人を殺す罪について書かれた予見的な本だと誤解していましたが、連載が始まったのは1866年。日本でいうと幕末です。
ビデオ鑑賞 映画
写真:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/48/Klodt_Michail_Petrovich_-_Raskolnikov_and_Marmeladov.jpg |