読書・映像鑑賞 2016年4月

黒崎政男 「哲学者クロサキの 哲学超入門」
[2016/04/24]

「哲学者クロサキの 哲学超入門」
黒崎政男著

黒崎政男の「哲学者クロサキの哲学超入門」を読みました。 黒崎政男は東京女子大学教授、カント哲学が専門で、インターネットや人工知能、ビッグデータなど現代社会の現象を哲学の視点から研究しています。 NHK「サイエンスZERO」(2003〜2012年)や「熱中時間〜忙中“趣味あり”〜」にレギュラー出演するなど、テレビや雑誌など幅広いメディアで活躍しており、 私の高校時代の国語の教科書にも黒崎先生のエッセイが載っていました。
「哲学者クロサキの哲学超入門」はNHKラジオ第一「午後のまりあーじゅ」(2013〜2015年)で放送された黒崎先生のコーナー「クロサキマサオはテツガクの夢を見たか」を書き起こしたものです。
ラジオで放送した内容を元に、仏像、骨董、歌舞伎、ワイン、音楽といった黒崎先生の趣味や、 生体認証、人工知能、ウェアラブル端末、ビッグデータなど先生の専門分野が哲学の視点から語られていました。 話題は日常的ですが、現代社会を考察するうえで大変参考になります。 黒崎先生の文章は平易で読みやすく、哲学の最難関とされるカント哲学も「哲学者クロサキの哲学超入門」ではわかりやすく説明されていました。 哲学の超入門書として皆さんも一度、読んでみてはいかがでしょうか。


ビデオ鑑賞
映画
「気狂いピエロ (ジャン=リュック・ゴダール監督 1965年)」
「2001年宇宙の旅 (スタンリー・キューブリック監督 1968年)」

写真:http://imgc.allpostersimages.com/images/P-473-488-90/56/5669/VN7UG00Z/posters/%E6%B0%97%E7%8B%82%E3%81%84%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%AD.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d9/bc39c89164ca42db70b33b4e8d10701d.jpg


岡原正幸編著 「感情を生きる パフォーマティブ社会学へ」
[2016/04/17]

「感情を生きる パフォーマティブ社会学へ」
岡原正幸編著、小倉康嗣、澤田唯人、宮下阿子

岡原正幸編著「感情を生きる」を読みました。「感情を生きる」では、岡原先生をはじめとする著者4人の個人の体験がその時の感情を含めて赤裸々に綴られています。
先週読んだ「ホモ・アフェウトス」で、岡原先生は客観性の名の元に個人の感情をもみ消そうとする社会学のあり方を批判し、個人の経験をもとにした社会学の方法を提示しようとしていました。
ゲイ、DV、摂食障害、喘息という著者個人の経験が社会学と結びつけられて語られる本書は、「ホモ・アフェクトス」で提示された方法の実践といえるでしょう。
「感情を生きる」を読むと、幼少期から大学生時代に経験した出来事や感情が著者の研究命題の中心に来ていることがわかります。 自分が何をしたいのか、価値観は個人の体験によって決まるのではないでしょうか。 他人に目を向ける前に、まず、自分は何をしてきたのか、自らと向き合わなければならないと思います。



ビデオ鑑賞
映画
「時計仕掛けのオレンジ (スタンリー・キューブリック監督 1971年)」

写真:http://img.hmv.co.jp/image/jacket/400/01/4/3/483.jpg


マンロー・リーフ作 「おっとあぶない」「みてるよみてるよ」
[2016/04/10]

今週は絵本の紹介。マンロー・リーフ作「おっとあぶない」と「みてるよみてるよ」です。
2作品は1940年頃に書かれた絵本なので、現代の絵本にはない過激な言葉遣いを使っています。 訳を読んでいると、「このような表現を子供に使っても好いのだろうか?」と疑問が残りますが、名作なので、誰もクレームをつけないのでしょう。
この本、かわいらしい挿絵とは裏腹に内容が恐ろしい。子供にしてはいけないことを教えるための絵本なので、戦略としては成功してなのかな?
子供を怖がらせて教育する手段もあるのだなと改めて思いました。大人用の「おっとあぶない」と「みてるよみてるよ」もあれば、面白いですね。


クレームが来て放映中止になった、
ビート武、矢口真理らが主演している
日清カップヌードルの宣伝をネタにして、
今度作ろうかな。


日清カップヌードルCM
「OBAKA's大学に春が来た! 篇 」
出演:ビートたけし / 小林幸子 / ムツゴロウ / 矢口真里 / 新垣隆

写真:https://i.ytimg.com/vi/RZVbXdTSEUE/maxresdefault.jpg


岡原正幸 「ホモ・アフェクトス」
[2016/04/04]

「ホモ・アフェクトス」 岡原正幸編著

慶應大学文学部教授の岡原正幸先生の著書「ホモ・アフェクトス」を読みました。岡原先生は感情社会学や映像社会学が専門。社会彫刻、パフォーマンスなど実践的な活動も行っています。感情や映像社会学という研究分野、社会学と芸術を結び付ける活動に興味を惹かれます。
「面白そうだし1週間くらいで読もう」と思っていたのですが、私の認識が甘かったと痛感しました。そもそも、入学して1年の私には、まだ本書を読むうえで前提となる社会学の知識がありません。教授の本を1週間で読もうという発想は浅はかでした。
感情社会学への理解を深めるために、岡原先生の授業に参加できる機会があればよいのですが、3月末に配布されたカリキュラムによると、授業時間が必修と重複しているため2年次に岡原先生の授業はとれません。残念です。
まずは、社会学の基礎を学ぼうと思います。

慶應義塾大学文学部 岡原正幸研究会
http://www.homoaffectus.com/

写真:http://k-ris.keio.ac.jp/Profiles/62/0006153/pct615320140821191003.jpg


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