マーマイトはイギリス人が好きな、ビールの製造過程で出来る沈殿した酵母エキス、濃い褐色の水飴状の液体です。イギリス国内でも好き嫌いがはっきりして、ミュージシャンのエルトン・ジョンのマーマイト好きは有名です。東京の輸入食品店で入手できるのですが、妹のイギリス土産でもらいました。 久しぶりにブレッドにつけて食べると、留学していた頃を懐かしく思い出しました。イメージは八丁味噌をパンにつけて食べる感じです。ダメな人は気持ち悪がりますね。日本やアメリカでは評判が悪いそうですが私は意外と美味しく感じ、くせになっていました。妹が大量のイギリスのお菓子と紅茶を買って来てくれたので、当分、イギリス気分に浸れそうです。来週はフィッシュ＆チップスを母に作ってもらおうかな。

イギリスに留学している妹が、この「グルメ欄」を見て「なんで私がいない時には、美味しい料理ばかり作るの」と文句を言ってきました。 そこで、外出して食事ができないことを伝えると納得していました。父などは状況に関係なく飲み屋をはしごをしていますが、私は就活生なのでそれはできません。 就活生は他の学生に病気を移さないように気配りしているはずです。写真は先週末に食べた料理。 本当は今週のブログには毎週、金曜日に祖母が作る田舎料理の記事を書こうと思ったのですが、母や妹のイギリス渡航中止の騒ぎで、祖母が体調不良になって食事の用意ができませんでした。 さすがに3日間、欧風料理ばかり食べると飽きてきます。贅沢な悩みです。でも、たまに祖母の田舎料理を食べたい…。いつも食べる前に写真を撮るのを忘れてしまうので、なかなか紹介できないのですが。近いうちに掲載したいと思います。

日本橋に用事があった帰りに、「たいめいけん」に行きました。外で食事をするのは久々です。外食することが珍しいなどという状況は人生の中でもめったに無いでしょう。ですから、今回の外食はいつもよりも、ありがたい気持ちになりました。たいめいけんは昭和6年創業の洋食屋さん。日本橋にある名店です。 この日、注文したのはタンポポオムライス。伊丹十三監督の映画「タンポポ」で有名なったオムレツです。チキンライスの上に乗ったプレーンオムレツを両側に開いて食べます。食べるとふわりとバターの香りがして、上品な味わいが口いっぱいに広がります。これは家では作れない。最近、家で洋食を母に作ってもらっていますが、レストランで食べる料理の味は違う味わいがあります。 ちなみに次の日の夕食は、モッツアレラチーズの豚肉巻き。これも結構、いけました。美味しい料理を食べると幸せな気分になります。

３月になっても外食ができないので、毎日、食べたい料理を母に作ってもらっています。先週、リクエストしたのはスタミナ丼、しじみラーメン、ステーキ、鳥手羽と大根の煮物などなど。その中でも週末、ロシア料理を急に食べたくなって、ビーフストロガノフとボルシチをリクエストしました。家で美味しいロシア料理が食べられるので、外食しなくても平気です。２月末に小中高校が一斉に休校になり、お母さんたちは慌てふためいているようです。特に幼い子供を預けて、共働きの夫婦は大変でしょう。私の家も共働きでしたが、このような状況になったことはありませんでした。とはいえ、２０１１年３月１１日、福島第一原子力発電所が事故を起こした時、学校を休んで、放射能アレルギーの父に連れられて広島に逃げたことがあります。我が家の祖先は原爆で酷い目に遭っているのも当然と言えば当然。原発の側に住んでいた人は、よく遠くへ避難しなかったと驚いています。皆、放射能の恐ろしさを知らないのでしょうね。来週は９年目の３・１１の週ですが、大震災と言い、新型肺炎の流行と言い、３月は災害に見舞われる。毎日、しっかり食事を取り、栄養補給をして就活を乗り切ろう！

企業説明会の帰りに築地の「まるきた本店」に行き、漬けマグロ丼を食べました。政府がイベントを自粛した割に、築地には観光客がちらほらいますが、外国人観光客の姿はほとんど見当たりません。このようなところにも新型肺炎の影響がうかがえます。「まるきた」には丼メニューが３０種類以上あり、どれを食べようか迷ってしまいます。 何種類も海鮮が盛られた「おまかせ丼」が人気ですが、この日は企業説明会の後だったのでお疲れモード。風邪気味で鼻が利かず、味がよくわかりません。せっかく行ったのに残念でしたが、疲れた身体に岩海苔の味噌汁が沁みました。今後は元気な時に来て、おまかせ丼を食べようと思います。