グルメ 2018年2月 |
我が家の料理、パリは食費が高い
[2018/02/25]
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フランスで外食して気づいたのは、庶民的な飲食業は、フランスよりも日本の方が発達しているということです。 特にパリは物価が高いので、外食するとお金がかかります。日本では1000円出せば、それなりの定食を食べることができますが、パリはそうはいかない。 これはフランスの物価が20年前よりも3割上がっていることに原因があると思います。日本は20年間で3%の物価上昇なので大きく違う。 ちなみにパリのビックマックは550円、東京は380円です(2018年)。それから、向こうのレストランはサービス込み(人件費)の値段なので高い。 「おれのフレンチ」のように立ち食いシステムを使ってサービス料を安くするようなシステムはありません。 日本人が立ち食いでも平気なのは、江戸時代から続く「屋台」の伝統があるからかもしれません。 日本人はサービスよりも値段優先なのかな。いつか、このようなシステムがパリにも導入されるのでしょうか? |
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トゥールの「DAGOBERT」、ルーアンの「La Couronne」に行きました。「DAGOBERT」はトゥールで人気トップ10に入るレストラン。 この店は、ホテルで予算、食べたいもの、年齢(あるいは身分)を言って、レセプションの人が予約してくれたのですが、これが大正解。 旅先ではホテルで良いレストラン情報を聞くのが良いですね。 「La Couronne」は、ジャンヌ・ダルクが火刑にされた旧市場広場にある1345年創業のフランス最古のレストラン。 ジャンヌ・ダルクが火刑されたが1431年なので、宿泊客は窓の外から広場の様子を見ていたはずです。すごい話ですね。 女将さんがとても親切で、料理も美味しい、さすが「ミシュラン2018」に掲載されている店。 店内の壁にはセルゲイ・ゲインズブール、ブリジット・バルドー、藤田嗣治など来客した有名人の写真とサインが貼ってあります。 学生の身分ですが、楽しいレストラン体験ができた2日間でした。 |
東京でも人気のあるクリストフ・アダンの「レクレール・ド・ジェニー」本店に行き、エクレア(バーレット)を買いました。 貴族のデザートみたいなエクレア。見た目がすごいので食べるのが勿体ない気がします。 サクサクのクッキーに濃厚なクリームが乗っていて、アダンがエクレアから発想した新しいスイーツです。優雅な気分に浸りながらコーヒーと一緒に食べました。 |
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シャンティイ城内にある料理人ヴァテールの厨房を改造したレストラン「ラ・キャピテヌリー」で、鴨のコンフィとクレーム・シャンティイを食べました。 クレーム・シャンティイは現在の生クリーム。それを発明したのがヴァテールです。 「ラ・キャピテヌリー」のクレーム・シャンティイは、果物のシロップがかかり、イチゴが添えてあります。 今でこそ生クリームは普通の食べ物ですが、元祖クレーム・シャンティイは一味違う。鴨のコンフェイも柔らかくて美味しかった。 映画「宮廷料理人ヴァテール」を観た後だったので、王侯貴族になったような気分で料理を味わえました。 |