グルメ 2017年10月

タンチュリエ通りのレストラン
[2017/10/29]

「Des teinturiers」 ハンバーガー

アヴィニョンにタンチュリエ(染物屋)が集まっていた「タンチュリエ通り」があります。ここは石畳で道の片側を流れる運河には水車、というような風情のある通りです。 アヴィニョン大学に近いので、界隈のレストランやカフェに若者でにぎわっています。私はこの通りの近くに住んでいるので、学校の同級生から羨ましがられます。
タンチュリエ通りには「Des teinturiers」、「Offset」、「Zinzolin」などのレストランがありますが、中でも「Des teinturiers」は美味しいので大人気。 私はここでハンバーガーを食べたのですが、それが凄く美味しい。今までの人生でNo.1のハンバーガーでした。今まで私が食べていたハンバーガーは何だったのかと疑問がわきます。 日本やイギリスでもちょっと高めのハンバーガーがあるけど、さすがフランス、全然、違う。ハンバーガーというより、食材をパンで挟んで層状にした料理という感じ。 うちの近くにこんなおいしいお店があるとは……思わず2日続けて通ってしまいました。ちなみに、フランスのマクドナルドは高いですね。 ビックマックが4.35€(600円)、セットだと7.2€(900円)します。あんまり流行って無さそうだけど……。それは、みんな12€の「Des teinturiers」に行くよね。

タンチュリエ通り

食後に、「Des teinturiers」で”Crème de pomme”を食べました。デザートを食べていて思ったのですが、フランス人のデザートの概念と日本人のデザートの概念はかなり違います。 こちらのデザートは、溶けたキャラメルとか、生クリーム、アイスクリームなどクリーム状のものが多い。 デザートは食べるというより、食後に甘い汁を舐める感じです。焼き菓子はデザートというよりも、その他の食べ物といった扱い。 日本でもフランスの焼き菓子は馴染み深いのですが、クリーム状のデザートを見ることはありません。フランスのデザートは乳製品の質が高い国ならではのスイーツですね。


「Des teinturiers」 ”Crème de pomme”

フランス人の肉食
[2017/10/22]

牛の角煮

1か月半が経ち、和食が恋しくなると思っていたのですが、意外となりません。それよりもワインとチーズの美味しさに魅了されています。 今回はフランス人の肉食について考えてみました。
プロヴァンスに来て、私は毎日、牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉などを食べています。肉食はローマ文明の習慣。 プロヴァンスは闘牛が盛んで、「闘牛の祭」を行っています。それを見た時、私はプロヴァンスの人たちが古代ローマ文明の伝統を今でも引き継いでいることを実感しました。 まず、フランス文化の状況、キリスト教カトリックが基本で町中、教会だらけ。日本でいう寺院です。 その中心には十字架にかけられたキリスト像で、教会内にはいばらの冠をかぶった血だらけのキリストの絵が飾られています。 キリスト教では、キリストの身体がパン、血がワインを表しています。
フランス料理を食べる時はナイフとフォークを使用します。 教会の前にあるレストランで、ステーキをナイフで切り、ワインを飲みながら食事をしていると、さっき見た教会内にあった血まみれのキリスト像が思い浮かんできます。 中世まで手づかみで食事をしていましたが、古代ローマ料理が近世に復活してナイフとフォークを使用するようになります。 教会の横で血の滴るステーキと赤ワインですから、フランス人は大した神経をしていますね。
日本で肉食をした時は、このような感じはありませんでした。南フランスの人たちはキリスト教を信じながら、もう一方で古代ローマ文明を継承しているのです。 日本の牛肉や豚肉は輸入感が強いので、間接的にしか家畜の存在を感じません。日本に「闘牛祭」などないですから。プロヴァンスの肉料理の主流は煮込み料理。 ステーキ料理が中心のアメリカとは肉料理に対する感性が違うようです。
南フランスで毎日、ワインを飲みながら肉料理を食べていると自分がだんだん野蛮になっていくような感じがします。 日本人の若者は草食系、野生味が無くなりつつあると言われているので、私にはこのくらいがちょうど良いのかもしれません。 6か月後、肉ばかり食べている私の料理観はどのように変化しているでしょう。 ところで、最近、豆腐の味がどのような味だったか、忘れつつあります。ちょっと寂しい。


ジャクリーヌさんの手料理
[2017/10/15]

今週はホームステイ先のジャクリーヌさんの料理の話です。以前、知人から「ホームステイ先には当たり外れがある。 毎日、冷凍食品という家もあるので、外れだったら大学の学生課と交渉してホームステイ先を変えてもらいなさい」というアドバイスをもらいました。 しかし、私はホームステイ先に恵まれていたので、とても満足しています。ラッキーだったのはジャクリーヌさんが料理上手だったこと。 毎日、心のこもった手料理を作ってくれるので、自宅にいるような感じがします。やっぱり料理は愛情の籠ったものでないと美味しくないですからね。

写真はジャックリーヌさん宅の晩御飯。夕食時には2人で演劇、美術、音楽の話をしながら食事をしています。テーブルクロスやバケット入れが素敵でしょう。 センスが良くて、お洒落。フレンチ・カントリーを地で行く感じがします。どのような家にホームステイをするかで、留学体験の印象も変わるでしょう。 もちろん、私のアヴィニョンの印象は抜群に好いですよ。アヴィニョンには今年いっぱい滞在する予定ですが、楽しく過ごそうと考えています。




レストランのメニューが読めなかった
[2017/10/08]

フォンヴィエイユ 「ラ・キュイジンヌ」

アヴィニョンに来て最初の1か月で、レストランで食事をしたのは、3度だけでした。外食しないのは、私のフランス語が拙いのでレストランのメニューが読めないことが原因です。 学校で習うフランス語は会話が中心なので、レストランのメニューの学習しません。イギリスにいた時は、メニューが読めたので毎週3度はレストランに行っていました。 これではまずい、プロヴァンス郷土料理くらいは食べたいと思い、先週から野菜、魚介類、料理の名前を憶えて、実際にレストランに行きましたが、それでもメニューが読めない。 スマホで単語を調べながら料理を注文している状態。また、ワインやチーズが美味しいのですが産地が不明なのも問題です。 これからはワインやチーズの産地もチェックするようにしようと考えています。
写真は牛肉を赤ワインで似たプロヴァンス料理の代表ドーブ(ムニュで12€)、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(20€)、豚肉のマッシュルーム・ソースをかけたフェレ(20€)、子羊のもも肉(15€)など。どれも美味しかったですね。


アヴィニヨン 「ル・ビンテージ」

ヴェゾン・ラ・ロメーヌ 「ガラニョン・ペール・アンド・フィーユ」

アヴィニョン 「カヴァー・ド・テアトル」

「Les Halles」
[2017/10/01]
「Les Halles」 中央市場

アヴィニョンの中心部に「Les Halles」という中央市場があります。 パリ出身の植物学者パトリック・ブランが設計した外壁がツタに覆われるユニークな建物で、一見すると、内部が市場であることがわかりません。
これが市場なのだから、お洒落ですね。ここはピーター・メイルが著したベストセラー「プロヴァンスの12か月(1996年刊)」に「アヴィニョンの胃袋」として登場します。 建物内に入ると野菜、肉、魚、チーズなど、あらゆる食材を売っています。肉屋には毛を剥がれたウサギがぶら下がっていたり、野菜が大量に山積みされています。 ジャガイモは2.3€/㎏、トマトは3€/㎏、果物は5€/㎏、肉は30€~/㎏です。350ccの缶ビールは1ダース(12本)で7€で、1缶が80円くらい、コーラの方が高いのですね。 フランスで売られているハイネケンは日本やイギリスの物と比べると格段に美味しいので毎日、飲んでいます。
こちらに来て美味しと感じた食材は乳製品、チーズ、卵。野菜は普通、肉自体の味は日本の牛肉の方が美味しいような気がします。 牛肉はソースで美味しく味付けしている感じです。チーズは毎夕食後食べるのですが、フランス・コンテのモルビエが美味しかった。
「Les Halles」の総菜は美味しいのですが、ウイークディの朝しか開いていないので、授業がある日は行けません。 たまには、ここで総菜を買って昼食をしたい。
ちなみに露店の写真はジャックリーヌさんと朝市に野菜を買いに行った時のものです。 農協の人がプロヴァンスの民族衣装で輪になって踊っていました。それに私も参加、踊りました。


露店の朝市

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