美術・音楽 2020年8月 |
オラファー・エリアソン展
[2020/08/30]
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2020年6月9日~2020年9月27日 東京都現代美術館で開催されているオラファー・エリアソン「ときに川は橋となる」展(~9月27日まで)に行きました。美術展に行くのは、今年3月の「ブタペスト展」(国立西洋美術館)以来、6カ月ぶりです。「ブタペスト展」を見た翌週、オラファー・エリアソン展を見に行く予定にしていたのですが、3月14日開幕が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止になりました。延期された展覧会は6月9日に開幕しましたが、この時期、私は就活が失敗した時期で、美術鑑賞どころではありませんでした。コロナ禍も落ち着き、展覧会が開催されているので、「就活を終えて美術館に行く」という夢がやっと実現しました。展覧会場には環境問題に関心のあるオラファーの美術とサイエンスが合体したような作品が並んでいます。美術品というよりも繊細で科学的、それがある空間や空気が作品になっています。見ているとリラックスできます。作品と空間が良好な関係を保っているので、見ていると固定観念から解放されるような感じになるのでしょう。心地よい展覧会です。新型コロナウイルス感染騒動の時期に、オラファーの展覧会が開催されること自体、因縁のようなものを感じます。人間は自然の驚異をコントロールできる域には達していないのですから、コロナウイルスとは共存するしかないですね。 |
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