美術・音楽 2020年5月

ヨウジ ヤマモト ~時空を超える黒~
[2020/05/31]

BSスペシャル「ヨウジ ヤマモト ~時空を超える黒~」(2019年、NHK)を見ました。山本耀司(1943年生)は日本を代表するファッションデザイナーです。 慶応大学法学部を卒業後、文化服装学院で服飾を学び、1972年にワイズ((Y's) を設立、以降、世界的なファッションデザイナーとして活躍しています。 番組は2019年、パリコレ直前の山本耀司の仕事をカメラに収めたドキュメンタリー。山本耀司の服に対するこだわりや人生観が番組を見ると理解できます。 印象的だったのは「最近、日本人は忖度をして、人とぶつからないようなフラット思考になっているけれど、そのようなものは嘘だ」や「多くをしゃべるのは格好が悪いから、服で自分の思いをて表現している」という話。 言葉ではなく、実際に強烈な個性を前面に打ち出していきるアーティストの姿はかっこいいですね。それに厳しさの中にも優しさがある。 ウェブ面接の画面疲れでへたばっている若者にとって、山本耀司の言葉は刺激的です。私も耀司さんのように頑張ろう!

写真:https://twitter.com/think_literacy/status/1123943139994161152/photo/1
https://www.fashionsnap.com/article/2019-04-24/yy-nhk/#lg=1&slide=2


美術館が早く開館してくれないかな
[2020/05/24]

1週間前に某テレビ局のエントリーシートのお祈りメールを受け取りました。私はこのテレビ局で美術番組を作るのが夢でしたが、どうやらその夢も潰えたようです。 これまで多くの美術館で展覧会、テレビで美術ドキュメンタリーを見て頑張っていたのに……。しかし、美術鑑賞は個人的な趣味なので、それが就活に役立たなかったとしても問題はありません。 むしろ、これからは就活に関係なく、以前のように趣味として美術に接することができると思うと楽しくなってきます。まだ就活は終わっていないので気を緩めることはできませんが、来週、ステップ1になれば、東京都が美術館を再開すると発表しました。 月末に休業要請が解除されると、東京都現代美術館にオラファー・エリアソン「時に川は橋となる」展(~6月14日)を見に行くことができます。その時に就活が終わっていれば最高ですね!

写真:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/


ETV特集「人知れず表現し続ける者たちⅡ」「大アマゾン 最後の秘境」
[2020/05/17]

ETV特集「人知れず表現し続ける者たちⅡ」(2018年)とNHKスペシャル「大アマゾン」を見ました。 「人知れず表現し続ける者たちⅡ」は障害を持つ人たちが描いた絵画作品や生き様を紹介するエイブルアートの番組です。シリーズは3作ありますが、今回はⅡを見ました。 大学の岡原ゼミでは、エイブルアートを専門に研究しているので、このような番組を見ると身近に感じます。 この番組に出演する3人の活動を見ると、アートの根源に触れることができます。自然の中だとプリミティブアート、社会の中ではエイブルアートに注目が集まっているようです。
「大アマゾン 最後の秘境」(2016年)は、伝説的ドキュメンタリー「ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる」を作ったNHKディレクターの国分拓を含む3人のディレクターが制作した番組です。 シリーズは「第1集 伝説の怪魚と謎の大遡上」「第2集 ガリンペイロ 黄金を求める男たち」「第3集 緑の秘境に幻の巨大ザルを追う」「第4集 最後のイゾラド 森の果て 未知の人々」。 見た感想は「社会の常識が通用しない未開の地で、危険に直面しながら番組を制作するテレビディレクターは凄い」ということです。 私は国分ディレクターのような仕事は絶対にできません。……。 どの番組にも初めて見る動植物が登場して驚きの世界に触れることができますが、一方で文明のない地域で生きる人間の恐ろしさの一面を知ることもできます。そこには私たちが知っている常識は通用しない。 自然というよりも、未開とは何かを知ることができる良作です。

写真:http://www.no-ma.jp/?p=17103
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/kakijiro016


「ニッポン戦後 サブ・カルチャー史」
[2020/05/10]

2014年、NHK教育テレビで放送された「ニッポン戦後 サブ・カルチャー史」の録画ビデオを見ました。この番組は劇作家・宮沢章夫が戦後の日本のサブ・カルチャー史を独自の視点で語る番組です。 「大島渚」「天才バカボン」「YМО」などにスポットを当て、戦後のサブ・カルチャー史を紐解きます。 この番組の良い点は、「サブ・カルチャーの歴史にスポットを当てた唯一の番組」「資料がたくさん登場するので時代感覚が理解できる」、悪い点は、「宮沢氏の独断のサブ・カルチャー史で理論構築が脆い」です。それでも、このような番組が他に存在しないので貴重な番組だと思います。 他の民放テレビ局もこのような番組を作って放送すればよいのに。コロナ禍の状況だから、なおさら昔の番組の映像を倉庫から出してアーカイブを作ってほしいなぁ……。 ここでもNHKの凄さを感じてしまいます。某企業の面談を受ける直前に見たのですが、とても教育的な役目を果たしてくれ、大変、勉強になりました。 このような番組を制作、放送してくださり、ありがとうございます!

写真:http://amass.jp/43429/


「江戸あばんぎゃるど」
[2020/05/03]

最近、西洋美術の番組ばかり見ていたので気分を変えようと、2019年にNHK BSプレミアムで放送された「江戸あばんぎゃるどⅠ、Ⅱ」(2019年)を見ました。 この番組はハリー・パッカードなどのアメリカ人日本美術コレクターの紹介です。メトロポリタン美術館の日本美術コレクションをどのようにパッカードが形成したかなどの逸話で構成されています。
Ⅰは特に外国人コレクターのコレクションを紹介する事に重きを置いた構成で、どれほど素晴らしい日本美術がアメリカに流出したかを目の当たりにする内容でした。 残念なことに絵画を写すときのカメラワークが動き過ぎて、絵画をじっくり鑑賞することができませんでした。 日曜美術館やハイビジョン特集と違って解説のナレーションも少なく、アメリカ向けに日本美術を紹介する番組のような構成です。 ただ、アメリカ人が日本人美術をどのように見ているか考察できた点が面白かったですね。 コレクターのコメントを聞くと、古美術も現代美術と同じように鑑賞していることがわかります。たいへん表面的!

写真:https://ameblo.jp/suzuki3737/entry-12565226414.html


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