美術・音楽 2020年4月

「ダビンチ・ミステリーⅠ・Ⅱ」、「ダビンチをめぐる冒険」、日曜美術館「オラファー・エリアソン」
[2020/04/26]

昨年秋に放送された「ダビンチ・ミステリーⅠ・Ⅱ」、「ダビンチをめぐる冒険」(共にNHK)の録画ビデオを見ました。 両方とも2019年10月、パリのルーブル美術館で大規模なダビンチ展に関連づけて制作されたテレビ番組です。 「ダビンチ・ミステリーⅠ・Ⅱ」はサカナクションの山口一郎が、「ダビンチをめぐる冒険」は小説家伊集院静がダビンチの謎を追い求める旅です。 近年、データが重要視されていますが、人類史上初めてデータの重要性に気づいた人としてもダビンチに注目が集まっています。 2つの番組で見ごたえがあったのは、「ダビンチ・ミステリーⅠ・Ⅱ」。最新科学やデータを使ってダビンチの作品の謎が解き明かされていきます。 これまで、最近科学技術を使って制作された番組がなかったので、視聴すると目からうろこの気分になりました。このように先端技術を使うのは便利です。 ちなみに、この番組は私の好きなNHKの矢吹寿秀氏が制作した番組。矢吹さんの番組、いつも見ごたえがあります。

オラファー・エリアソン(1967年~)はデンマーク出身の現代美術家です。自然環境や建築物を使い、自然と文明の関係性を表出させる作品を作っています。 2020年3月14日から東京都現代美術館で展覧会が開かれる予定でしたが、公立美術館はすべて閉鎖されているので、開館は未定となっています。 「日曜美術館」(NHK教育)で、この展覧会の様子が放送されました。実際の展覧会に行けないのですが、番組を見れただけでも良かったと感じています。 楽しみにしてたのに、本当に残念。6月頃には開館してもらい、実際の展覧会に行きたいですね。

写真:http://www.almater.jp/entry/2019/12/03/210000
https://twitter.com/nihara_287/status/1193139665416491008
https://joji.uplink.co.jp/movie/2020/4952
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/


「マジックアワー ゴッホが描いた空の光」
[2020/04/19]

NHKがBS8K用に製作、放送した「マジックアワー ゴッホが描いた空の光」(2018年)を見ました。 ゴッホが南フランスに滞在していた時、描いた微妙な空の色の変化を主題にした番組です。 番組では、南フランスの空が日没の20分間、薄紅色、茜色、 黄金色、青、藍色...言葉にできないほどの色が空にあふれるとされています。 しかし、私は4カ月間、南フランスに滞在したのですが、そのような夕暮れに出会ったことはありません。 番組を見て、「これ本当なのかな」と疑問さえ持ってしまいました。私が鈍いのか、ゴッホの目が繊細なのか。 8Kで人が見えない色彩を表現することができても、その実感を持てないことが8Kの欠点になる可能性もあります。 微妙な色を表現できても、それがリアルでなければ印象に残りません。 先端技術の発達と、人がリアルに物事を感じること(IRL)は別問題かもしれません。

写真:https://www.videomarket.jp/nod/title/230R07


「超古代からの挑戦状! 縄文ストーンサークル編」
[2020/04/12]

BSプレミアム「超古代からの挑戦状!縄文ストーンサークル編」(2013年 NHK)」を見ました。 番組では次の世界遺産候補として、大湯環状列石、小牧野遺跡、御所野遺跡を取り上げ、ストーンサークルのミステリーに迫ります。 ストーンサークルは、日本で環状列石が作られたのは紀元前2000年~紀元前1500年頃、イギリスのストーンヘンジと同時代の遺跡です。 この時期、世界的に寒冷化が進み、当時主食として栽培されていた栗などが取れなくなりました。 気候変動に対応するため、ストーンサークルは季節の運航を知るための日時計として建設され、祭祀場としての役割も持っていました。 北日本のストーンサークルは昨年12月、北海道の大船遺跡、キウス周堤墓群などと共に「北海道・北東北3県の縄文遺跡群」として世界遺産の候補に推薦されます。 7年前の番組ですが、縄文遺跡を取り上げているのはさすがNHK、先見の明がありますね。ところで、北海道のアイヌの文化は現在、世界的な人気があり、フランスの美術館ではアイヌ文化を紹介する企画展が開催されています。 縄文文化の流れをくむ、独自の文様はフランス人の心に刺さるよう。世界遺産に登録されれば、さらに人気が高まるでしょう。縄文・アイヌ文化圏が世界的に認知される日が来るのが楽しみです。

写真:http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1200.html
https://ameblo.jp/miyashita-tomomi/entry-11593726330.html


「夢の聖地へ モネの庭」「巨匠たちの肖像ルノアール」
[2020/04/05]

「夢の聖地へ モネの庭 花の生命をつぐむために~華道家・假屋崎省吾」(2009年)はBSプレミアムの番組です。 モネが描いていた睡蓮の池は自然の池だと考えていたのですが、この番組を見てモネが作った庭であることを知って驚きました。睡蓮の池自体がモネの作品だったのです。 さらに、これまで假屋崎氏をおかしな華道家と思っていたのですが、この番組を見てまじめで花が好きなひとであると好感が持てました。人を外見で判断してはいけません。 また、「巨匠たちの肖像ルノアール」(2009年)を見ました。 南フランスに留学した時、ルノアールが晩年住んでいたカーニャの家に行ったので番組を見て懐かしい気分になりました。 男性は女性の乳房や肉体に興味津々、画家はとりわけそれが強いようです。女体への憧れの強さが美しい絵画作品を制作する情熱になるのかもしれません。 最近、新型コロナウィルス感染拡大の影響で美術館が閉鎖されています。今は就活で忙しいので美術館に行くこともないのですが、本物の作品に接する機会がないのは寂しい気がします。

写真:https://gramho.com/media/2151578139252015253
https://kurohaku.com/2017/12/02/impressionism/


上へ戻る   ホーム