美術・音楽 2019年11月

御即位記念特別展「正倉院展」、パレットクラブ展覧会
[2019/11/24]

2019年10月24日~11月24日
東京国立博物館

東京国立博物館で開催されている御即位記念特別展「正倉院展」(10月24日~11 月24日)に行きました。 正倉院は奈良・東大寺内にある宝物庫で、8世紀前後に聖武天皇たちが集めた御物が収められています。本展の見所は正倉院の宝物を東京で見ることができること。 毎年、奈良で「正倉院展」が開催されますが、東京で見る機会はめったにありません。ですから、展覧会には1時間待ちの長蛇の列でした。 会場に入っても人混みが凄くて、ゆっくり展示品を観ることはできません。展示品の数は少ないのですが、それでも「平螺鈿背八角鏡」 「蘭奢待」など、少数でも国宝級の美術品を見ると満足できます。 「祝賀御列の儀」と「正倉院展」を見たのですが、この秋は、御即位の秋という感じがします。 ところで、三田祭のパレットクラブの展覧会に「起きているニュームン」「寝ているニュームン」「みのむし」の3点を出品しました。 今年のパレットクラブの部員は意欲的なので、112点の作品を展示したようです。例年は40点くらいなので2倍強。作品数が多いので、私の作品は目立ちません。 ちょっと変な作品なので、目立たないほうが良いかのかも。正倉院の美術品とは程遠い作品です。

写真:https://l-tike.com/event/mevent/?mid=450215


植田一穂、武部雅子「日本画2人展」
[2019/11/17]

2019年11月13日~11月23日
ギャラリー数寄和

11月13日(水)、西荻のギャラリー数寄和で開催されている植田一穂、武部雅子「日本画2人展」に行きました。植田一穂さんは創画会で活躍する東京藝術大学美術学部絵画科日本画教授です。最近は画風がシンプルになり、水墨画を思わせるような作品を本展に出品していました。一方の武部雅子は院展で活躍する日本美術院院友の日本画家で、女性をモチーフに装飾的な作品を描いています。2人の作品は藝大らしい繊細な画風で、他の美大の日本画とはどこか違います。大学や所属する日本画会によって画風が異なるのが、日本画の面白さでしょうか。ちなみに、植田さんと私の父は高校時代からの知り合い。オープニングパーティで2人が話をすると、ところどころに広島弁とカープの話が混ざります。40年来のつき合いなので長いですね。ギャラリーで良い絵画を見ると気持ちがリフレッシュするし、パーティに参加していた現役藝大生とも話ができたし、就活の疲れを癒す楽しい時間を過ごすことができました。それにしても、「トロールの森」、遊工房アートスペースの展覧会、今回の展覧会など、西荻のアートレベルの高さをあらためて再認識しました。

写真:https://sukiwa.net/exhibition


高島亮三、ヒカル・クラーク展
[2019/11/10]

2019年11月3日~11月23日
遊工房アートスペース

11月3日から西荻にある遊工房アートスペースで開催されている「高島亮三・1984 + 36」、「ヒカル・クラーク・善良なるスポーツ精神」展に行きました。高島さんはここ数年、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」に登場する全体主義国家の掲げるスローガンをテーマにした作品を制作しています。一方のヒカルさんはオリンピックの歴史とその失策の代替案としての研究をもとに、集中型および分散型の権力の力学の誤りを探る作品を発表しています。10日(日)には建築家の五十嵐太郎さんを交えた2人のトークイベントがあり、話を聞くと、2人の作家の作品に対するコンセプトがより深く理解できます。話を聞く前と後では作品の見え方がまったく違う。 面白かったのはイベント参加者が、高島さんに「現代美術家はどのようにして生活を維持しているのですか?」と質問したとき、高島さんは「実は……」と現実的な実情を答えていました。人気のある現代美術作家以外、ほとんどの作家は作品制作だけで生活することはできません。現代美術の世界は厳しいですね。

写真:http://www.youkobo.co.jp/exhibition_events/2019/10/ryozo-takashima-198436.html
http://www.youkobo.co.jp/exhibition_events/2019/10/hikalu.html


トロールの森2019
[2019/11/03]

2019年11月3日~11月23日
都立善福寺公園(上池)、杉並区立桃井第四小学校、西荻窪-善福寺周辺店舗・ギャラリーほか

2002年から杉並区善福寺にある都立善福寺公園で開催されている芸術祭、第18回「トロールの森」が始まりました。善福寺に現代美術の作品が展示されると、秋が来たという感じがします。今年のテーマは囁き。公園や西荻の町にテーマに沿った作品が展示されています。毎年、「トロールの森」を観に行くのですが、今年は参加作家が増え、作品数が例年よりも多い。芸術祭として認知されてきているのでしょうか。公園近くにある桃井第四小学校の小学生たちも作品を作って展示しているのも相変わらず。今年は、私が昨年、立ち上げた「西荻ワークショップ・アートウィーク」と連携企画のトークイベントが11月4日(月)にギャラリー数寄和で行われました。4人の関係者がトークを行ったのですが、美術に関わっている人の話は面白いですね。イベントの裏話の話まで聞くことができました。何でも公立公園で、このような企画をしているのは日本の中で「トロールの森」が唯一だそうです。知らなかった。西荻に来られた際は、善福寺公園にも足を運んでみてください。子供のような感覚に戻れて楽しいですよ。


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