美術・音楽 2019年9月

あいちトリエンナーレ2019
[2019/09/29]

2019年8月1日~10月14日
愛知芸術文化センター・名古屋市美術館・四間道・円頓寺・豊田市美術館・豊田市駅周辺

日曜日に「あいちトリエンナーレ2019」に行きました。あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展」で一部の作品が政治的であるという抗議を受け、展示が中止になったことで話題が集まりました。この企画展の一番の大きな問題点は税金を使って、問題のある作品を展示したということです。この企画展を見て、私は過激な作家を選択した企画者の美術表現への無理解、美術の名を借りて政治的表現をする作家の稚拙さに疑問を感じました。目立つことだけを主とするならば、ネットテロでも個人的表現として容認しなければならないでしょう。そこに規制を加えなければ、社会秩序に混乱が起こります。公的機関が税金やお金を使って美術展やイベントを開催する場合は注意を払うべきだと思いますが、果たして愛知県や名古屋市はチェックしたのか。このような展覧会を企画するのであれば、公的な補助金を当てにしないで自らのお金で展覧会を開催して欲しいですね。あいちトリエンナーレの唯一の救いは、優れた美術作品も展示されていたということでした。


薦神社と耶馬渓、羅漢寺
[2019/09/22]

今週は美術館というよりも観光名所の話です。中津市に滞在中、市の職員の方が車を出してくれたので「仲秋祭」が開催されている薦神社、耶馬渓、羅漢寺に行きました。薦神社の仲秋祭は約1200年前から続いている御澄池を祀るお祭りで、現在、担がれている神輿は細川忠興が奉納したものです。薦神社を訪れたのが、ちょうど出発のタイミングだったので、お神輿を見ることができました。ラッキーです。御澄池は河内平野に移住する以前に応神天皇の勢力が作った日本最古の灌漑用の池です。久しぶりに古代史の遺跡に触れることができたので、インターンで凝り固まった感性がリフレッシュしました。 耶馬渓は中津市西部にある日本三大奇勝の一つ。新生代第四紀の火山活動による凝灰岩や凝灰角礫岩、熔岩からなる台地の侵食によってできた奇岩の連なる絶景この日は競秀峰、青の洞門、耶馬渓橋、羅漢寺に行きました。天候は曇りだったのですが、霧がかかっており、まるで山水画を見ているような雰囲気がありました。江戸時代の文人・頼山陽が絶賛しただけあって美しい渓谷。心が洗われる思いがします。


藝大アーツイン丸ビル2019
[2019/09/15]

9月9日(月)~9月16日(月)まで、丸の内の丸ビル内で、東京藝大の音楽科の学生の無料コンサートが開かれています。内容は楽器から声楽まで幅広いコンサートです。10日(火)、私は7F丸ビルホールで湯澤直樹と原田勇雄の声楽のコンサートを観ました。演目はヴェルディやワーグナーの歌曲の抜粋。これから日本のクラシック界で活躍するような音楽家を目指す大学生を支援するコンサートです。丸ビルに行ったのは企業研究の一環ですが、まさかビル内でこのようなコンサートが開催されているとは知りませんでした。 丸ビル内に商業施設がある事を前から知っていたのですが、コンサートを観るとオフィスビルだと考えていた丸ビルが思っていた以上に文化的な施設であることが実感できます。インターン活動をしていなければ、このようなビルにも縁がなかったのはず。インターン活動を通して、今までとは違った世界に触れることができるので面白いですね。

写真:https://www.geidai.ac.jp/news/2019082779802.html
https://office.mec.co.jp/search/detail/916/


「原三渓の美術」展
[2019/09/08]

2019年7月13日~9月1日
横浜美術館

「横浜美術館開館30周年記念 生誕150年・没後80年記念 原三渓の美術 伝説の大コレクション」展に行きました。原三溪は明治初年に生まれ、昭和戦前期にいたる近代日本の黎明・発展期に、横浜で生糸貿易や製糸業などをして財をなした実業家です。三渓は天才的な目利きと言われた古美術品コレクターで、古建築を移築して三溪園なども作庭しました。 本展では三溪の「コレクター」「茶人」「アーティスト」「パトロン」としての業績に焦点を当てて作品が展示されています。主な展示品は古美術とお茶道具ですが、それを見ると大正時代前後に活躍した財界人の美術観を理解することができます。益田鈍翁や原三渓など、この時代の財界人は文化的。 現在の財界人とは違う印象を受けます。最近、「松方コレクション展」など財界人の散逸したコレクションに関連する展覧会が多く開催されています。どれも時代を感じることができる展覧会なので面白いですね。

写真:https://artexhibition.jp/exhibitions/20190701-AEJ88977/
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/20171
https://blog.pokke.in/sankeien/


「みんなのミュシャ」展
[2019/09/01]

2019年7月13日~9月29日
BUNKAMURAザ・ミュージアム

渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムに「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ 線の魔術」に観に行きました。アルフォンス・ミュシャ(1860年~1939年、チェコ生)は世紀末にパリで活躍したグラフィックデザイナー。ベル・エポックの女優サラ・ベルナールなどのポスターを制作、一世を風靡しました。展示品を観ると、ミュシャの様式美が世界のデザインに多大な影響を与えていることがわかります。 ミュシャは世紀末にヨーロッパで流行したジャポニズムの影響を受けたので、日本人に馴染み深い感じの作品を制作しています。それにしてもミュシャと日本の漫画を同時に展示する展覧会の企画は凄い。普通はこのような企画は簡単に思いつきませんよね。この展覧会を企画したのは若いキュレーターだと思いますが、日本の展覧会もここまで進んだのかと感心しています。若者に人気の渋谷で展覧会を開催しているのもぴったり。展示作品だけではなく、企画に感動した展覧会でした。

写真:https://spice.eplus.jp/articles/218250


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