美術・音楽 2018年2月 |
写真:https://i.ytimg.com/vi/sL7VShEq4qo/hqdefault.jpg |
ルーブル美術館に併設されている装飾美術館に行ったのですが、20~21世紀のコーナーが改装中、作品を見ることができませんでした。
残念…。仕方がないので、現代家具の企画展を見ました。これが意外と面白かった。
展示されている家具がキノコの形をしていて、形や色を見ていると「計算によって導き出されるデザイン」といった感じです。
キノコは小さな菌糸の集合体で数学的な構造を持っています。家具も関数によってデザインされる時代になったのでしょうか。 |
15日にル・コルビジェの設計した「サヴォア邸」に行きました。内装は抽象画(線や平面、らせんのデザインを組み合わせたコンポジション)のような雰囲気です。 各所に見所がある、格好良いたてものでした。 |
パリ滞在の最後にパリ・ガルニエ(オペラ座)で、チャイコフスキーのバレエ「オネーギン」を観ました。 「オネーギン」はプーシキンの小説を1965年にジョン・クランコがチャイコフスキーの曲を使ってバレエ化した作品(3幕6場)。 クランコの代表作で物語バレエの傑作です。オネーギン役のダンサーが上手で、人間の感情を身体でうまく表現していました。 パリ・ガルニエで見るバレエは他のバレエとは一味違う。 ちなみに、オペラ座の天井画はシャガールの作品、ロシアのバレエにぴったり合っています。 |
国立考古学博物館、モーリス・ドニ美術館、コンデ博物館、シャンティイ大厩舎、ケ・ブランリー美術館、プティ・パレ美術館、市立近代美術館、ピカソ美術館、クレマンソー記念館、バルザック記念館、国立古文書図書館
モーツァルト「レクイエム」、ノートルダム大聖堂「バロック音楽コンサート」
[2018/02/11]
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クレマンソー記念館には、彼に関する資料や収集品(エジプトや日本などに行った際に購入した美術品など)、モネの絵が展示されています。
親友のモネに睡蓮の連作を描くように勧めたのは、クレモンソーだったそうです。
寝室の調度品や机の上の書類、筆記具、日めくりカレンダーなど、亡くなった日(1929年11月24日)のまま保存されていました。すごいですね。 |
写真:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/011/959/50/N000/000/001/125626337855416205650_clemansau.jpg |
革命後のダヴィッドやドラクロアの大作を見ると、フランスの近代史を視覚的に体験できます(それがナポレオンの意図したこと)。 フランスは他国に先駆けて、いち早く近代国家を形成したのですが、イタリアはこの時期、地方ごと(国ごと)に分かれていたので国家的な絵画は存在しません。 体制の違いによって、絵画も大きな影響を受けるのですね。 |
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