「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」
8月4日(金)~11月5日(日)
横浜美術館/横浜赤レンガ倉庫1号館/横浜市開港記念会館 地下 ほか
8月22日に「横浜トリエンナーレ2017」に行きました。横浜トリエンナーレは3年に1度、横浜で開催される国際アート・フェスティバル。
今回のトリエンナーレのテーマは「島」、「星座」、「ガラパゴス」、接続や孤立、想像力や創造力、独自性や多様性などを表わすキーワードがちりばめられています。
参加アーチストは国内外から選ばれた約40人。作品は横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館、みなとみらい駅などに展示されます。
今回のトリエンナーレの全体の印象は「社会学的だな」でした。キューレターが現代美術と社会学の関係を意図して企画した感じが出ていました。
個人的には文化人学的な作品が好きなのですが、私は大学ではアート・べースド・リサーチを専攻しているので楽しめました。
中でも中国人作家の活躍が目立ちます。
現在、日本では毎年、美術展が開かれています(長野県大町市の「北アルプス国際芸術祭」、北海道の「札幌国際芸術祭」、横浜トリエンナーレが大きな国際芸術祭)。
昨年、私は「愛知トリエンナーレ」と「瀬戸内国際芸術祭」を観に行きましたが、自然の中で行われる展覧会と比べると都市で行われる国際芸術祭は今一つ。
近代的なデザインで構成された街では美術作品は一部の装飾のように見えます。
最近の現代美術作品は自然からどんどん遠ざかっているような感じがします。現代美術の全般が観念的になっている感じがします。
それを乗り越えることが現代の問題なのですが……。