美術・音楽 2017年4月

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館とロンドン・フィルハーモニー
[2017/04/30]

ヴィクトリア&アルバート博物館カフェ 「ギャンブル・ルーム」

先週のテーマは「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」を集中的に見ることでしたが、風邪を引いたため、 2日間しか博物館を廻ることができませんした。 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館は1852年、若いデザイナーや芸術家の学習を促進するために作られた装飾、工芸博物館。 ギャラリー数が約145室、通路の全長が約13キロある博物館なので、歩くだけでも時間がかかります。 博物館に入った時は予想通り、展示された作品数に圧倒され、大英帝国の実力を見せつけらた感じがしました(東京国立博物館とは規模が違う)。 この博物館は、けた違いに大きな博物館なので1週間あっても、すべてを鑑賞することはできません。 パンフレットを片手に有名な作品だけを見て回ったのですが、それでもへとへと。印象に残ったのは雑多な博物館だなということだけです。
展示品の中ではウィリアム・モリスのグリーンルーム、ジュエリー・コレクション、シェークスピアの十二夜に登場する「ウェアのベッド」などをが印象に残りました。 この博物館は工芸品だけではなく、絵画や彫刻、日本美術コレクションも充実していますが、なにせ巨大なので足早に展示品の横を通り過ぎただけの感じ。 博物館を歩き回って疲れたのでカフェに入ったのですが、美術館のような内装で、イギリスの美術に対する執念を感じることができました。
水曜日にロイヤル・フェスティバル・ホールで行われたロンドン・フィルハーモニーのコンサートに行きました。美術だけでは、へきへきしますからね。 演目はワーグナーの「ワルキューレ」とブルックナーの「交響曲第7番」。東京ではオーケストラのコンサートになかなか行かないので、とても満足しています。 これを東京で見ると、ロンドンの3倍の料金。ロンドン留学中になるべくたくさんのクラシック・コンサートを観ようと思います。


ロイヤル・フェスティバル・ホール                 1590年頃オークベッド(V&A)                   日本の『カワイイ』を紹介(V&A)

フランクロイドライトの椅子  銀器の数々       フィギア(V&A)                         ウィリアム・モリスの「グリーン・ルーム」(V&A)

ナショナル・ギャラリー
[2017/04/23]

先週は集中的にトラファルガー広場にあるナショナル・ギャラリーに行きました。イギリスの主要な博物館、美術館は無料なので、学生にとってはとてもありがたい。 ナショナル・ギャラリーは時代ごとに4つのブースに分かれていて、どのブースも見ごたえのある作品が並んでいます。 中でもレオナルド・ダ・ヴィンチの「洗礼者ヨハネと聖アンナのいる聖母子」は習作であるにも関わらず圧巻でした。 レオナルドの天才性を十分に感じさせてくれる作品です。 ナショナル・ギャラリーには中世、近世、近代など、各時代の有名な絵画が展示されていて、贅沢!各ブースを廻ると、時代の違いも理解できます。

ところで、先週も紹介しましたがナショナル・ギャラリーの後方に、ジェームス・ワット、建築家クリストファー・レン、ブロンテ姉妹などの著名なイギリス人の肖像画を展示しているナショナル・ポートレート・ギャラリーがあります。 ナショナル・ギャラリーと合わせると、イギリスに関する800年分の絵画を1度に見ることができます。 1階には20世紀の有名人の肖像画もあるユニークな美術館、面白いので、ロンドンに行く方にお勧めです。



テート・ブリテンとナショナル・ポートレート・ギャラリー
[2017/04/16]

今週はテート・ブリテンに行きました。テート・ブリテンはテムズ川沿いにある、イギリス美術の一大コレクションを有する近世、近代美術館。 「ブリティッシュ・コレクション」と呼ばれるコーナーには、イギリスを代表する画家ターナーや彫刻家ヘンリー・ムーアの作品やラファエロ前派(ジューンズ、ミレイ、ロセッティ、ハント)、の作品が展示されています。
特にミレイの「オファリア」は実際に見ると美しい絵で、人気があるのもうなずけます。イギリスのラファエロ前派の絵はフランスの印象派と比べるとロマンチックで文学的。 個人的にはフランスの印象派の絵が好きなのですが、国によって同じ時代でも作風が違うのは興味深いですね。ちなみに日本の同時代の画家は葛飾北斎や渡辺崋山など。
ターナーの絵は写真で見るよりも重厚感があります。日本を立つ前、テレビ番組「極上の美 ターナー」でターナーの技法について見ていたので、彼の作品の意図が理解できました。 美術館に行く前に、予備知識を持っておくのが大切ですね。別のブースでイギリスのポップ・アーティストで世界的に人気のある「デビット・ホックニー展」が開催されていました。 入場制限があり予約しないと入場できないので、人の少ない朝の時間帯に予約をして行こうと思います。美術館の入場時間制限は良い制度です。東京の美術館も見習え良いのに。 この辺りに文化後進国としての日本を感じます。
土曜日にナショナル・ポートレート・ギャラリーに行きました。有名なエリザベス1世、アン・ブーリン、オリバー・クロムウェル、ジェーン・オースティンの肖像画を見ました。 ジェーン・オースティンの肖像が見れたので感激です。日本にも歴史的な人物の肖像画を集めた美術館を作れば面白いですね。




「DAVID BOWIE is」 「アルフォンヌ・ミューシャ展」
[2017/04/09]

「DAVID BOWIE is」
2017年1月8日~4月9日
国立新美術館 企画展示室2E

ロンドンに出発する前、天王洲の寺田倉庫ビルG1で行われている「デビット・ボウイ・イズ」に行ってきました。 私自身はデビット・ボウイのコンサートに行ったことはないのですが、両親はデビット・ボウイが好きで1982年に日本で行われた「シリアス・ムーンライト・ツアー」も観ています。 両親の世代にとってデビット・ボウイは「戦場のメリー・クリスマス」や「レッツ・ダンス」のデビット・ボウイだそうです。「デビット・ボウイ・イズ」は2013年、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開催された展覧会の世界巡回展。 デビット・ボウイは2016年に亡くなりましたが、展覧会を見ると生前の活動を知ることのできます。ボウイにはグラム・ロック、ソウル・ハードロック、ポップスなどの時代があり、時代ごとにコンセプトやファッションが変わり、斬新なアート感覚でロックシーンをリードしました。 私は展覧会に行く前に「デビット・ボウイ2016」、「ジギー・スターダスト」、「戦場のメリー・クリスマス」、「バスキア」などの映画を見たのですが、展覧会で実際にコンサートやPV撮影に使われた衣装などを見ると、ボウイのファッション・センスを生で感じることができました。 それにしても、このような展覧会を国立のヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が開催するのですから、イギリスは凄いですね。


「アルフォンヌ・ミューシャ展」
2017年3月8日~6月5日
寺田倉庫G1ビル(天王洲)

先週、新国立美術館で開催されている「アルフォンヌ・ミューシャ展」を観に行きました。 展覧会では「スラブ叙事詩」の巨大な連作が20枚展示してあり、圧巻でした。
ミュシャの時代は世界中で民族の音楽、美術が再認識された時期です。 イギリスやフランスなどの列強とは違うチェコでも民俗音楽、美術が盛んだったことを、この展覧会で感じました。 チェコの音楽家スメタナの「わが祖国」を聞くと、この絵の意味もぐっと理解が深まります。

写真:http://../image.pia.jp/../images2/static/pia/feature/event/davidbowieis/main-sp.jpg
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NHKスペシャル 「大英博物館」
[2017/04/02]

ロンドンの大英博物館は約800万点の収蔵品を所有する世界最大の博物館で、世界各国、各時代の遺産が94の展示室に展示されています。コレクションの数は膨大でロゼッタ・ストーンやアッシリアの守護獣神像、アステカのトルコ石のモザイク、ルイスのチェス駒、サットンフーの仮面など、世界中の遺産が一堂に会する様は、大英帝国の威光を感じさせてくれます。入場は無料で、これはイギリスのパブリック意識の表れでしょう(逆に言うとプライベートな博物館、美術館は割高です)。人の入る企画展で収入を得ようとする商業主義的な日本のミュージアムと違って、イギリスは教育的。全世界を支配しただけあって、文化に対する見方はイギリスのほうが進んでいると思います。収蔵品多くは海外から搬入されたもので、ほとんど盗品に近く、ギリシャやエジプトは大英博物館に美術品の返還を求めていますが、イギリスが保護したからこそ、美術品の価値も高まったと考えられます。イギリス留学はまたとない機会なので、留学中はテーマを決めて日参して常設展を廻ろうと考えています。

写真:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3a/British_Museum_from_NE_2.JPG
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