美術・音楽 2017年3月

国立新美術館開館10周年記念 「草間彌生 我が永遠の魂展」
[2017/03/26]

2017年2月22日~5月22日
国立新美術館

「我が永遠の魂」は、1950年代の初期作品から新作までの作品が展示された草間彌生の大回顧展です。春休みのためか、平日にも関わらず会場は多くの人でにぎわっていました。会場には今回の展覧会のために制作された展の作品がずらりと並べられており、作品の迫力が観客を圧倒しています。小さいころに見たら、迫るものに恐れを抱いて泣いていたかもしれません。草間彌生は子供のころから幻覚に悩まされ、自殺の衝動を抑えるために絵を描いているそうです。草間彌生の絵を見ていると作品の評価を超えて、生きるとはどういうことか、幸福とは何かについて考えさせられます。精神を安定させるために一生、同じドットを打ち続け、天才として評価されるのが良いのか、凡庸でも安定した生活を送るほうが良いのか……。私自身は後者の方が合っているような気がします。

写真:http://kusama2017.jp/point/
http://kusama2017.jp/common/img/sp_slide02.png


原宿DESIGN FESTAGALALLY 早慶展
[2017/03/19]

15日から18日にかけて原宿のDESIGN FESTA GALALLYでパレットクラブと早稲田大学絵画会の合同展「早慶展」が行われました。 早稲田から16点、慶應から15点出品があり、来場者にどちらの展示が面白かったか、投票してもらいました。早稲田に多くの票があつまりましたが、慶應の作品のほうが、個性があって面白かったと思います。今回の展示会には、親族や学校関係者、友人だけでなく、一般の方々が多く来てくれました。ギャラリーが原宿の観光名所になっているようです。ガイドを見たフランス人の姿もありました。DESIGN FESTAGALALLYはアパートを改装したギャラリーで若手作家の活動の場として知名度があるようです。知人や関係者だけでなく、一般の来場者や外国の方にも作品を見てもらえる機会があると嬉しいですね。

〈今回出品した作品〉
コンポジションⅠ・Ⅱ -のしー

写真をクリックすると拡大します

コンポジションⅠ                コンポジションⅡ
アクリル                     アクリル
F10                        F10


慶應

早稲田
DESIGN FESTA GALALLY

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」
[2017/03/12]

2017年1月21日~4月2日
東京都美術館

大学の学生展覧会で、ブグロー好きのТ大のI君の作品を見た私の父が、「ヴェネツィア派の画家の色遣いに似ている。だから展覧会に行くと好い」と勧めてくれたので、2人で「ティツィアーノとヴェネツィア派展」に行きました。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1490年頃~1576年)はルネサンス期のヴェネツィア派を代表する画家です。
先週、私はパレットクラブ主催の「早慶展(3月15日~17日、デザインフェスタギャラリー原宿)」のために、コンポジションⅠ、Ⅱという抽象画を描きました。抽象画を描いた時、配色に気を遣っていたので、今回、ヴェネツィア派の絵を見た時、配色がきれいで、色が立つように描かれていることに関心が向きました。ヴェネツィア派は色の使い方が上手で、肌、服、背景の色が補完しあうように配置されています。特にエンジ色が特徴的で赤色が絵を際立たせています。一般に、絵を見る時、我々は描かれている物や描き方など、具象的な視点で見てしまいがちですが、色という抽象的な視点で絵をみる絵画の芸術の違った面に接することができるでしょう。

ちなみに、今回、右にアップしている2枚の作品「ニュームン」と「デブリンちゃん」は、大田区市民ホール・アプリコで行われた2年展( 3月3日~7日)で展示した作品です。10人の方から「カワイイ」と評価していただきました。ありがとうございます。
私が書いた抽象画は来週、アップするので楽しみにしていてください。


〈今回出品した作品〉

「デブリンちゃん」

「ニュームン」

「春日大社展」
[2017/03/05]

2017年1月17日~3月12日
東京国立博物館 平成館

東京都国立博物館に春日大社展に行きました。最近は美術館に行くことが多いので、博物館に行くのは久しぶりです。春日大社(奈良市)は、武甕槌命を祭神とする神社です。2013年に伊勢神宮で式年遷宮が行われましたが、春日大社では20年に一度、社殿を建て替える式年造替が行われます。今回の展覧会は式年作替に合わせて、春日大社の所有する宝物を展示したものです。平安時代から江戸時代の宝物や奉納品が展示されています。
興味深かったのは鎌倉時代の宝物。仏舎利を背負った鹿の像、背負っている鏡に仏が描かれている鹿など神仏習合の様子が理解できる品々が展示されていました。 春日大社を描いた軸では、ご神体を祭る神山御蓋山の彼方に不空羂索観音菩薩の姿が描かれています。神が仏の姿で描かれている非常に面白い作品だと思いました。
春日大社には小学校4年生の時に行ったのですが、当時の私は歴史的な知識がなかったので、参道が素敵だったことしか覚えていません。歴史的名所を巡るには、歴史的知識が不可欠。外国から帰ってきたら、来年、再び、春日大社を訪れるつもりです。

写真:http://kasuga2017.jp/../image/title.jpg
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